2010年10月アーカイブ

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-21.王林の収穫-

 晩生種のりんごの収穫がはじまり、
いよいよ本格的な収穫シーズンになってきました。
今、我が家では「王林」を収穫しています。
作業には、4名の方に手伝いに来てもらっています。


今年の「王林」の出来は、夏が暑かったせいもあり、
果点の周りが赤くなる「赤い点」が多くみられます。
選果の際は、どんな小さな赤い点でも見逃すことはできません。
赤い点がついたものは、味も硬さも良品と全く同じですが、
加工用に選果しなければなりません。
「もったいないな~」とは思いますが、
それが悪化して広がってしまうと、
それこそ売り物にならないりんごになってしまいます。
もちろん、表面に赤い点がついているからといって、
人の体には何も影響はありません。
それでもやはり、消費者の皆さんには、
質の良いりんごを提供したいので、
選果作業に手を抜くことはできません。


↓我が家の「葉取らずふじ」yomesan101030.jpg

その年のりんごの病気が予想できるなら、
その影響を最小限にとどめることも、
私たち農家の責任だと思います。
「病気になったから仕方ない」ではなく、
今年の気候や園地の環境はこうだから、この病気が予想される、
それならばこの方法を使おう、ということはできます。
そのためには、知識や経験の豊富な先輩の方々の意見に、
積極的に耳を傾け、指導を受けることも必要だと思います。
ずっと受け身で構えていては、何もはじまりません。


りんご作りはとてもやりがいがあります。
天災さえなければ、自分たちの方法や実践で、
いくらでも良いりんごを作ることができるからです。
今年は、台風や降雹など、大きな被害はなかったものの、
高温などの影響から、小ぶりなりんごが多いようです。
でも、味は抜群においしいですよ!


最後の1個の収穫が終わるまで、
ひたすらまっしぐらです。がんばります!

yomesan101030.2.jpg


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seichourkiroku-logo.gifりんごの成長記録を、一本の木に注目して、

毎週更新していきます!  

   -りんごの果実 26 

 現在のりんご果実の状況をお知らせいたします。

10月26日(火) 11:00 気温8℃ 雨

今日は気温が大幅に下がり、冬の近づきが感じられました。今朝、岩木山の頂に白い雪が積もり、岩木山がまるで白い帽子を被っているように見えました。昼間も風が強くて、園地ではカラス除けの黒いビニールが元気にはためいていました。強風でりんごが落ちるのではないかと心配しましたが、実が大きくなり、ツルも太いせいか、園地では落ち実がみられませんでした。 ただ、このような悪天気では生産者の皆さんが作業しづらいので、早く落ち着いた天気になって欲しいですね。

101026seicho1.jpg雲に巻かれた岩木山

101026seicho2.jpgカラス除けが風の中ではためいています

【成長の目安】    

 時期 発芽・展葉  開花   肥大   着色管理 収穫 休眠  
 状況発芽展葉 
開花 
(始め)
開花 
(満開)
受粉 
結実 
(落花)
 摘果肥大 葉取 
つる
まわし 
 収穫 落葉剪定 
 平年4/9 4/19 5/8 5/14  5/18  6/3   11/5   
 今年 4/74/20  5/135/18  5/21  6/3      
   ※「今年」とは、成長記録を取っている「りんごの木」の記録です。

seichourkiroku-logo.gifりんごの成長記録を、一本の木に注目して、

毎週更新していきます!  

   -りんごの果実 25 

 現在のりんご果実の状況をお知らせいたします。

10月22日(金) 10:00 気温18℃ 晴れ

101022seicho1.jpg

今週の初めは雨や曇りの天気が続きましたが、週末の2日間は秋晴れの空が広がっています。現在のりんご園では、先週に引き続き有袋栽培のふじの着色管理に努めています。とくに玉まわしがメインに行われており、それと同時に、実に傷がつくのを防ぐために、輪ゴムでの固定や、枝との接触部分にクッションを挟む作業を行なっています。いよいよ来週、有袋ふじの収穫を迎えます。

101022seicho2.jpg 実に傷がつくのを防ぐために、輪ゴムで固定する

101022seicho3.jpg 枝ずれ傷を防ぐために、クッションを敷く

【成長の目安】    

 時期 発芽・展葉  開花   肥大   着色管理 収穫 休眠  
 状況発芽展葉 
開花 
(始め)
開花 
(満開)
受粉 
結実 
(落花)
 摘果肥大 葉取 
つる
まわし 
 収穫 落葉剪定 
 平年4/9 4/19 5/8 5/14  5/18  6/3   11/5   
 今年 4/74/20  5/135/18  5/21  6/3      
   ※「今年」とは、成長記録を取っている「りんごの木」の記録です。

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- ジョナゴールド -


今日は、今収穫されているりんご「ジョナゴールド」をご紹介します。

20101016shukaku.jpg

「ジョナゴールド」は、1943(昭和18年)に、ゴールデンデリシャスに紅玉を交配して育成した三倍体品種で、1968年(昭和43年)に命名発表されました。日本へは1970(昭和45)年に秋田県果樹試験所によって導入され、翌年には農林水産省果樹試験場によっても導入が行なわれました。

形は円形で、重さは300~400gです。橙紅色で、縞模様。果皮から蝋物質を分泌するので、完熟したものは、果実表面が光ってべたつくようになります。これを一般的には「油上がり」といいます。やや酸味が強いですが、甘味とのバランスもとれ、口当たりが良く多汁です。生食にもジュース加工や料理用としてもすぐれています。

 

101022jona.jpg

それでは、とれたての「ジョナゴールド」を食べてみましょう。
果肉はやや粗めですが、しゃりしゃりとした食感があり、食べごたえがあります。
まろやかな甘さの中に酸味がほどよく効いていて、とってもジューシー!
甘味・酸味ともに濃厚なので、お料理やお菓子にも向いています。
ぜひ、旬の「ジョナゴールド」をご賞味ください♪

 

 

 

 

100426yomesan-logo.gif-20.ふじの栽培-

 

今年は、風がとても少ない年だと思います。
例年ですと、強い風が吹いて、
りんごが落果してしまったり、表面にすり傷がついたりして、
良い品が格外になってしまうことがあるのですが、
幸いなことに、今年はそれがありません。
それに、りんごの値もとても良いようです。
平成3年の台風19号以来、
りんご農家にとっては珍しく嬉しい年だと思います。
私が嫁いできたあたりは、「むつ」という、
玉が大きくてピンク色のりんごが、
今の3倍くらいの値で競りおとされていました。
といっても、当時はりんごに関しては全く無知でしたので、
その話を身にしみて感じたのはもっともっと後のことでした。
 

今は「むつ」の数量は少ないようです。
やはり、「ふじ」が主流になってきているようです。
「ふじ」は、味や外見などが安定しているので、
お客様に最も喜ばれる品種だと思います。私も大好きです。
特に我が家のりんごは、他のりんご農家のものよりも、
甘くて酸っぱくて、味がぎゅと凝縮しているんです!
なーんて、私が「自分のうちはそうだ!」
と思っているように、他の農家の方々も、
「自分のりんごが一番!!」と言っているんだろうな~と思います。
 

我が家では、葉取らずりんごも栽培しています。
反射シートを園地に敷き詰めて、あとは収穫を待つだけです。
(もちろん、その間にやらなければならない作業はいっぱいありますが。)
反射シート敷きは、本日の午前中に終了しました。
ということで、今日は雨も降っているので、
午後は少し遠くのスーパーまで出かけてきました。
収穫期は忙しいので、空いた時間に食料を買いだめして、
なるべく外出を控えるようにしています。
 

さて、スーパーは平日だというのにとてもにぎわっています。
我が家では、果物コーナーに行くといつもバナナを買います。
今日はバナナの特売日だったので、もちろん買ってきました。
それにしてもりんごは店頭に並んでいても、元気がないですね~。
りんごどころのお店だからでしょうか?
美容と健康を考えるなら、りんごが一番!
…なはずなのに、バナナのコーナーが人気のようです。
店頭でもっとりんごが中心的にディスプレイされていればいいのになぁ・・・。
お店に行くと、りんごをつくっている私でさえ、他の果物に目がいきます。
県外のお店では、りんごはどのように売られているのでしょうか?
 

「ひろさきふじ」の収穫はやっと終わりました。
出来栄えは例年通りだと思います。
つる割れ果は多くも少なくもなく、いつも通りの量だと思います。
ただ、「ひろさきふじ」は加工用に出荷しても、他の品種よりも高値がつきます。
あますところがないことが、「ひろさきふじ」の利点です♪
 

ところで、我が家の「ふじ」はほとんどが葉取らず栽培です。
葉を取らないことで、葉を取るものよりも光合成がたくさん行なわれ、
甘味がぐーんと増すんです。
葉を取った「サンふじ」とはやはり甘味、酸味がちがいます。
ただ、味は絶品なのですが、値段も人気も「サンふじ」に負けます。
見た目は、実の表面に葉の形が白く残っていて、あまり良くありません。
また、葉を取る作業がないため、人手もかからずコストダウン。
 というわけで、あまり高値で買われないのです。
我が家では作業人数が少ないため、葉を取らないという方針です。
私の考えとしては、これからもやはり「サンふじ」の方が安定していくと思います。
 

ラスト1ヵ月!りんご農家の皆さん、がんばりましょう!

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