この日は育ててきたりんご「ふじ」の収穫です。3年生にとっては、おそらく最後の収穫実習となります。
今年は猛暑の影響で作業がずれ込み、例年よりも1週間は遅れているとのこと。前日に「王林」の収穫を終え、この日ようやくふじに手をつけられたそうです。
みんなで集まって授業の目標、役割、収穫の際の注意事項を先生が説明します。といっても3年生なので、もぎとる際の注意点もよく知っている様子。各自はしごを持って、ふじの樹へ移動します。
りんご科の生徒は、各自1本ずつ「ふじ」の樹を担当しています。本来はその自分の樹のりんごを収穫をするのですが、今年は例年にない作業の遅れにより、やむなく1年生の樹から収穫を始めました。


今年のふじの出来を尋ねると、「少し色付きが悪いかな」と、少々物足りない様子。今年はおかしな天候が続いたため、日やけ、着色不良、落果が目立ちました。
かごが運ばれた先で行われているのは選果の作業。先生と生徒で協力しながら、良い実を選びます。


授業開始から1時間もせずに、目標の作業終了。終わりまでまだ少し時間がありました。
実は生徒たち、次の週はまるっとテスト。収穫の授業ができません。ですが週末には雪が降るとの予報もあり、彼らの樹のりんごは先生たちでもいでしまう可能性が高いのです。
最後の年がそれではさみしいだろうと先生が提案したのは、自分の樹から1つりんごを採って、ここで食べようというもの。生徒たちは自分が管理する樹に向かい、りんごをひとつだけ手にとりました。


みんなで笑顔でりんごを食べて、実習もひとまず一段落。これから社会に出る生徒も多いですが、このりんご科で学んだ知識や培った経験があれば大丈夫!これからまたどんどん成長を続けていってください!
ありがとうございました!
~~~ 過去の実習内容 ~~~
・摘花・摘果作業 http://www.ringodaigaku.com/blog/2012/06/nbs-12.html
・葉取り実習 http://www.ringodaigaku.com/blog/2012/09/post-316.html
・中学生との交流授業① http://www.ringodaigaku.com/blog/2012/09/post-320.html
・中学生との交流授業② http://www.ringodaigaku.com/blog/2012/09/post-321.html
・生徒たちによる直売所 http://www.ringodaigaku.com/blog/2012/11/jr.html
全国唯一の”りんご科”の活動、どうぞご覧ください!