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黄色りんごの代表品種 甘い香りの"王林"


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「黄色いりんごは酸っぱい」と世間一般では思われがちな傾向にある中、他の黄色りんごとは一線を画し「甘いりんご」として愛されてきた「王林」。今や誰でもその名を知っている、黄色りんごの代表品種です。その芳しい薫りと豊かな甘さに、今も昔も多くの人が心を奪われています。 091029ourin.jpg

「王林」は1943(昭和18)年、福島県の大槻只之助氏の手によって、黄色い「ゴールデンデリシャス」と甘い「印度」をかけ合わせて作られました。当初地域の人々には、その見た目から「ナシリンゴ」や「ソバカス美人」と呼ばれていましたが、1952(昭和27)年に、「林檎の中の王様」になるようにとの願いが込められ「王林」と命名されました。品種登録はされていないものの、「ふじ」の次に多く生産されていて、 これまでご紹介してきた「きおう」や「トキ」は、この「王林」を親として生まれました。

 「王林」の特徴としてまず最初に挙げられるのが、抜群の強い甘味と芳香です。その上果汁が非常に多いため、口に入れた途端果肉から甘さが洪水のように溢れだします。果肉が緻密なので歯応えが優しく、小さなお子様からご年配の方々にも喜んでいただける口当たりです。

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果皮には果点(茶色い斑点)があったりサビ(ざらざらした筋が入っている状態)が出来やすかったりしますが、味には何の影響もありません。そして「王林」は保存性に非常に優れ、長期間美味しい状態を保つことができます。収穫は10月中旬頃から始まりますが、食べ頃の旬は11月から翌年2月頃となります。

 
              
101326ourin1.jpg 人の本当の美しさは外見ではなく心。それと同じように、りんごも本当に美味しいものは見た目に関係なく多くの人の心に響き愛されます。いよいよこれから旬を迎える、果点だらけの貴婦人「王林」。その圧倒されるほどの香りと甘さに酔いしれてみてはいかがでしょうか。
 
 
 
 
 
 
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 王林について詳しくはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

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