2015年6月アーカイブ

第56号 40年ぶりにポーランドへ

 

40年ぶりにポーランドを訪れ、時代の推移に驚かされたお話です。…記事を読んでみる

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雄大な自然に囲まれ「森と湖の国」と言われる北欧最大の国スウェーデン。
家具やファッションビジネスの分野でも発展を遂げ、「IKEA」や「H&M」に代表されるように、魅力的なデザインを世界へ発信。ここ数年は日本でも北欧ブームが続いています。
そんなスウェーデンについてご紹介する「北欧からのお便り~Life in Sweden~」

本コーナーは、スウェーデン在住でマルカリド市議会議員の工藤信彰さん(青森県弘前市出身)にスウェーデンの魅力、食や習慣、文化などをご紹介していただきます。

 

シニア野菜ソムリエ 柳澤泉さん新コーナー【毎日がりんご色】

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りんごをこよなく愛するシニア野菜ソムリエの柳澤泉さんが、

りんごの栄養やりんごを使ったレシピなどを楽しくご紹介してくださる、ほのぼのコーナーです。 


 

第一回目は「ブーム野菜の影で」。

 

毎年起こる「ブーム」。今年も「ブーム野菜」が出現しましたが、その根底には…続きを読む

  

 

 記事全文はこちらthumbnail_y_1.jpg

 

 

 

柳澤さんの美容コラムこちら

りんごレシピこちら

 

 

 

野菜ソムリエとは…?

 野菜・果物を愛し、その魅力を伝える専門家!野菜や果物の品種や特長、選び方や保存方法、調理法といった内容をより分かりやすく伝える方々のこと。

氾濫する健康情報の中から正しい情報を見極め伝える野菜のスペシャリスト!

 その野菜ソムリエの資格の中でも、

  • ジュニア野菜ソムリエ(初級)
  • 野菜ソムリエ      (中級)
  • シニア野菜ソムリエ   (上級)


上記の階級の中でも、今回コラムを書いて頂いた柳澤さんは上級のシニアソムリエ!!
数々の講演なども行っている柳澤さんのコラム&レシピのコーナー、是非ホームページでご確認下さい。 


柳澤 泉さん プロフィール

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(東京都出身 日本大学大学院 博士前期課程修了)

自 立した地域社会の構築を目指し、通称「野菜ソムリエ」の最高峰であるシニア野菜ソムリエの資格を取得、食産業のスモールビジネス支援を数多く手掛けていま す。 種苗会社専務取締役、(特)農商工連携サポートセンター理事、企業組合あっぷるびゅあ代表など多方面で活躍されています。

 

統計集を更新しました

りんご大学HP統計集内の以下のデータを更新いたしました。

  • 日本の主なりんごの産地
  • 日本国内の生産
  • 品種別生産量の推移
  • 世界の生産量
  • 品種別結果樹面積の推移
  • 日本の輸出入量

詳しくは「学ぶ」→「統計集」をご覧ください。

http://www.ringodaigaku.com/study/statistics/statistics.html

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多くの皆さんに美味しい青森りんごをたくさん食べてもらいたい、そして喜んでもらいたい!そのために青森りんごは様々な工夫の中で丁寧に栽培されています。

その一つが害虫防除。岩木山麓のあるりんご園では、交信撹乱剤が設置されています。

 

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交信撹乱剤とは?

害虫のメスは、産卵時期に性フェロモンを放出してオスを誘引します。そこで、人工的に作り出された性フェロモンを 園地に仕掛け、園地一体をメスのフェロモンで充満させることによって、オスはメスを見つけ出しにくくなります。つまり、オスとメスが出会うのを妨害して交尾させないようにして産卵を防ぎ、次世代の発生を抑制する働きをするのが交信撹乱剤なのです。

 

 

交信撹乱剤のメリットは?
交信撹乱剤を使用すると、薬剤散布を減らすことが可能になります。一部の強い殺虫剤を使用すると、害虫のみならず害虫の天敵(益虫)まで殺してしまいますが、交信撹乱剤は特定の害虫にのみ効果を発揮するので、天敵を守ることができます。つまり交信撹乱剤は、地球にやさしい害虫防除の方法だと言えます。

 

交信撹乱剤は、生産者がりんごの樹一本一本に手作業で取り付けます。

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この手間を惜しまない作業が殺虫剤使用回数の削減につながり、「食の安心」を求める国内外の消費者の思いに応える青森りんごができあがるのです。特に最大の輸出先である台湾の検疫害虫(モモシンクイガ)の被害を防ぐために、この交信撹乱剤は非常に有効な手段です。

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6月現在、摘果作業の中で選ばれた果実は少しだけ大きくなり、かわいらしい姿を見せています。(摘果について詳しくは「青森りんごの高品質の秘密」をご覧ください

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これから生産者の手によって一個一個大切に育てられていくりんごたち。今年も甘く香り高く実ってくれますので、どうぞ楽しみにしてお待ちください♪

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津軽に移り住んで3年目。
じゃいご(=田舎の)女将が、暮らしの中にみるりんごをテーマに、
小さな発見・驚き・感動をつづります。

 


 

Vol.2 まめまめしく、豆しぼり

 今春は桜の開花が早かったので、さくらまつりのプレオープンのころからたくさんの観光客を目にしました。私も、観光は大好きです。

 知らない道をぶらぶらするのは楽しいですし、おいしい店や穴場スポットを探し歩くのもワクワクします。

 名所めぐりのような街歩きも良いです。浅草に行ったら雷門でお参りし、札幌では時計台を眺めて、仙台では牛タンを食べるというような、ザ・王道コースもたまりません。訪れる年齢やタイミングによって、新鮮な魅力を感じたりします。

 弘前の王道といえば、やっぱりりんご!

 津軽では保存技術が進んでいるので、春でもおいしいりんごは食べられますが、もぎたてのおいしさを知ってしまった私としては、この時期は加工品を開拓したいところです。

 特に、ことしは、観光と併せて楽しめる『アップルパイクーポン』が発売されました。市内で使える700円分のアップルパイチケットのほか、主要観光施設の入場券や観光情報誌、お買い物割引券など、弘前初心者にはもってこいの内容が詰まっています。

 価格は1冊1500円ですが、単独で購入すると約2500円に相当しますからかなりお得です。「どこに行こうか」あるいは「どこをおすすめしようか」というときに、情報がコンパクトにまとまっているので観光シーズンには重宝しそうです。

 なんだか観光協会の使いの者のようになってしまいましたが、そうではありません。弘前に転居して丸3年が経ちましたが、まだまだ知らないことばかり。アップルパイにしても、味わっていないもののほうが多いわけです。

 りんご王国で作られるアップルパイは、やはりおいしいに違いありません。ちょうど良い機会なので「ここは一つ、観光客気分でご当地アップルパイをお得に食べよう!」と思い立ち、クーポン片手に行ってきました。

 

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 おじゃましたのは、弘前市りんご公園の中のカフェ・レストラン「りんごの家」。

 こちらのアップルパイはオリジナルではなく、市内の菓子店より6種類をそろえており、その中から選べるスタイルのようです。

 この日は、たむらファームのアップルパイ(プレーン)とアップルティーのセットをいただきました。

 パイの切れ目から覗く果肉の赤色が美しく、気分が上がります。生地はふかふか。紅玉を甘く煮たものが包まれており、手作りならではの素朴な味がします。さわやかな香りのアップルティーは、ティーサーバーのおかわり付き。このたっぷりサイズがうれしいですね。

 ほかのアップルパイもたちまち売れていき、店を出るころにはショーケースは空っぽ。まだ、お昼過ぎでしたが完売とは盛況です。

 帰りには、クーポンについている「おみやげ5%割引券」でショッピングを満喫。息子リクエストの、りんごの絵柄が入ったコースターと、前から欲しかったりんごの豆しぼり手ぬぐいを購入しました。

 

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「りんごの家」でいただいた、紅玉のアップルパイ。りんごのお皿に、りんごのティーカップ。まさに、りんごづくし!

 

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りんご公園はアップルパイ以外にも魅力たっぷり! 弘前りんご花まつりの時期は、家族でお花見を楽しみました

 

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 豆しぼりといえば。

 20代のころ、岩手県陸前高田市にある木工所を訪れたことがありました。住宅誌の執筆のお仕事で、左官、造園、畳など、家づくりに関わる職人を取材していました。その木工所は、取材中もっとも印象に残った、建具職人の小泉勉さんにお会いした場所です。

 お弟子さんが忙しく働く作業場の一角に、大きな木のテーブルがあって、そこに小泉さんは座っていました。私に目をやり「おう!」と声を上げ、「取材って言ってもなァ、何話していいかわかんねぇナァ」と、にかっと笑いました。黒々と日焼けした顔に、豆しぼりの手ぬぐいを頭にぎゅっと巻いて、いかにも昔気質の職人さんといった出で立ちでした。

 気仙地域は、「気仙大工」という一大職人集団があることで知られ、古くは気仙杉を使用した民家や寺院を建設し、職人同士の多彩な技を競い合った特異な地域です。

 小泉さんは、その歴史と伝統の中にありながら、新しい工夫と技術を生み出したことで評価され、「現代の名工」や「SSFものづくり大賞」に選ばれた、匠の中の匠です。

 代表作の「組子屏風ひねり」は、脂肪分の少ない気仙杉の白身を厚さ1.2ミリに削ってひねりを加えたことで、遮断や閉鎖といった屏風の機能を生かしながらも、風通しをよくすることに成功した至極の逸品。気仙大工の技術と創造性を、広く世に伝えるものとなりました。

 工房を巡りながら、素晴らしい作品に感嘆するばかりの私に、小泉さんが言いました。
「建具だけ良くても、だめなンだよ。それを通してみる家の内観や外観はどうか。日々の生活に合っているか。住宅事情に合っているか。隣近所の環境はどうか。今だけでなく、何十年先の将来はどうか。いろんなことを考えて、作って、直して、いい塩梅にする。そこに住む人の暮らしや風土に“合った”ときに、いい建具になるンだよ」

 当時の私は、早くライターとして一人前になろうと必死でした。先輩に並ぶ技術を身に着けたくて、成長したくて、がむしゃらでした。要求されれば、それが自分のキャパシティーを超えていても受けましたし、付き合いたくない人とも交流して、無理に視野を広げようとしていました。うまく行くこともあれば、失敗して叩かれることもしょっちゅう。

 でも、本当にそれで良かったのかな。結果を出そうという気持ちばかり先行して、周りがちゃんと見えていたかな。

 微細に加工された木片が、何十何百何千と集まって生み出される、芸術的な組子細工に囲まれて、一瞬よぎりました。小泉さんは、作りかけの作品から、小指の爪ほどの組子の一部をつまんで私にくれました。

 「まずはこれがスタート。これがちゃんとできないうちは、いくらこうしたい、ああしたいって言って組んでみてもだめなの。でも、一つ一つがちゃんとしてれば、何十年だって何百年だって使える建具になる」

 

 帰り際、トレードマークの豆しぼりの手ぬぐいについて触れると、

 「これは、物差しなんだよ。おんなじ大きさの丸が、おんなじ間隔で並んでるだろ。そうするとこっからここまではこんくらい、って長さがわかるからさ。俺は昔っから仕事のときはこれを持ってるんだよ。いいだろ?似合うだろ?」
と言って、また、にかっと笑いました。

 あの日から10年以上経ちますが、私も豆しぼりの手ぬぐいを愛用しています。巻いたり、拭いたり、包んだり、いろいろ使いますが、なかなかへこたれません。紺色の丸模様が、等間隔にお行儀よく並んだ古典柄に、小泉さんの笑顔と、もがきながらも一所懸命だった自分を思い出します。

 小さなこと。基本のこと。あせらず、きちんと積み重ねていく。

 私にとって教訓を与えてくれた特別なアイテムです。

 

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りんご豆しぼり(左)と、上原家で長年愛用している元祖・豆しぼり(右)。どちらも大切に使います

 

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 帰宅後、測ってみたら、りんごの豆しぼりの「りんご3つ分」と「紺の豆4つ分」が同じ長さでした。豆しぼりって、どれも同じ間隔ではないのですね。弘前ならではの物差しに、新たな“豆”知識を見出しました。

 たまには、王道もいいものです。見える景色は、いつもと違うわけですから。

 

 

※アップルパイクーポンの内容は、予告なく変更になる場合があります。ご利用の際は、各施設のきまりに従ってお使いください。

 


 

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上原 香織 プロフィール

盛岡市生まれ。土手町「鮨たむら」女将。出版社、広告代理店勤務を経て、フリーライターとして活動。結婚、夫の転勤を機に弘前市に転居する。現在は夫婦ですし店を切り盛りしながら、青森のおいしいものを探索中。趣味は観光と登山。一児の母。

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