上海留学日記 番外編

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コラム「上海留学日記」、現地の生活やりんご事情について伝えてくれるコーナーです。

今回は番外編として、香港のりんご事情をお届けします!


 

番外編~香港のりんご事情~

 

ニーハオ!

今回は、上海留学中に仲の良かったイタリア人との女子旅で、香港を訪れたので、番外編として香港のりんご事情をお伝えします♪

香港は中国から自治が認められている特別行政区で、人口は700万人、面積は東京都の約半分です。香港ならではの華やかなネオンにド派手な看板、林立する雑居ビルや高層ビル…小さいまちにギュッと凝縮されたような、ごちゃごちゃ感が印象的です。観光や貿易に力を入れ、独自に経済発展してきました。

私が訪れたのは7月中旬。高温多湿で、常に汗だくでした。ただ地下鉄や建物の中は冷房が効きすぎているので要注意(゚д゚)!


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▲香港の夜を散策

 

日本の輸出りんごの9割以上が青森県産だと言われています。2015年の青森県産りんごの仕向地としては台湾77%(17,343トン)、香港14%(4,460トン)、中国6%(1,265トン)と中華圏の比率が多いのが現状です。香港への輸出量もここ2、3年増加傾向にあります。ということで、期待大でりんご探索スタート!

まず、高級百貨店にある地下スーパーでは、青森県産のふじ、王林、シナノゴールド、ジョナゴールドがきれいにパッキングされて、店頭に並べられていました。価格は1個あたり、28玉のものは34香港ドル(462円)、36玉の少し小さめのものになると29香港ドル(395円)です。

 

県産りんごの売り場面積はざっくりと【赤いりんご:黄(緑)色系りんご=1:3】。圧倒的に黄色りんごの占める割合が多いのですね!香港は関税フリー、植物検疫も必要ないということで、他国から赤いりんごがたくさん入ってくるので、日本の黄色系(緑系)のりんごが好まれるようです。

※余談ですが、価格の話題が出ましたので、通貨についてのオモシロ情報。香港の通貨単位は「香港ドル(HK$)」です。新10ドル紙幣と硬貨は香港政府が発行しているのですが、それ以外の紙幣は市中にある代表的な3銀行が発券しています。額面ごとに色は統一されているものの、それぞれ違うデザイン、というところもユニークだな~と思います。

 

参考までに、高級スーパーでの日本産りんごの価格に加えて、他国産のりんごの価格もご紹介します。やっぱり日本産は高級品だなぁ…と感心しつつも、フランス産のグラニースミスやチリ産のピンクレディも36玉の日本産りんごと互角なことに驚きです。


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さらに、高級スーパーでは、青森県産りんごジュースも並んでいました。価格は1本(720ml)で100~170香港ドル(1300~2300円)。海外のものも沢山陳列されていましたが、その中からオーストラリア産のグラニースミスアップルジュースとアメリカ産のアップルジュースをチョイス。前者は酸味が非常に強く、どこか炭酸の抜けたシードルを思い起こさせる後味で、後者は甘味が強く感じられました。

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▲左:グラニースミス アップルジュース(オーストラリア) 37香港ドル(503円)/本(350ml)
▲右:100%アップルジュース(アメリカ) 15香港ドル (204円)/本(240ml)

 

道を歩いていると、日本産(青森県産はCA冷蔵庫で長期貯蔵され、通年供給できる仕組みが整っていますので、この時期にあるのはおそらく青森県産かな?)の王林を見つけたので購入しました。少し柔らかくなっていましたが、甘く、味はのっていました(^^)

コンビニの店員さん(年配・女性)は私が王林を抱えているのを見て、「日本のりんご、とっても美味しいよね!よく買うわよ~!日本で食べるともっと美味しいんでしょ?」

消費者の「美味しい」という声を直接聞けたことが何より嬉しくテンションもアップ⤴⤴

上海では日本のりんごは高級・日系スーパーでしか見かけませんでしたが、香港では路上販売もされていて、より幅広い人に浸透している気がします。


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▲路上で果物や野菜を販売


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▲路上で販売されている果物

 

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▲中心部の路上で販売。日本産「王林」15香港ドル(204円)/個

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▲郊外にいくと、日本産「王林」10香港ドル(136円)/個。

 

旧ポルトガル植民地である、マカオでも見つけました、青森りんご!ほ~んと、同郷の友達に会ったように嬉しくなります。

価格は1個12香港ドル(163円)。

ちなみにその隣にあるアメリカ産のガラは3個で12香港ドル(163円)、1個あたり4香港ドル(54円)です。価格だけでみると3倍も差がありますね~!

※マカオの通貨は「マカオ・パカタ」ですが、香港ドルも多く流通しています。(バスでの精算も屋台でも香港ドルOK、香港ドルの方が主流なのでしょうか…)


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▲マカオの路上で販売されていた青森県産王林(右)とアメリカ産ガラ(左)

 

フリーポートの香港では、前述のとおり世界各国から様々な商品が入ってきます。大いに期待がもたれる市場でもありますが、同時に、他国産の競合商品が多い市場でもあります。青森県産りんごのポジションが揺らぐことのないよう、そして中華圏や近年成長が著しい東南アジアでの存在感も益々高まる兆しを感じます。

多くの消費者に県産りんごの美味しさが届きますように(^^)v

 

※2016年7月15日現在 1香港ドル=13.59円で換算

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<筆者プロフィール>

中川慧美(Nakagawa Satomi)

大学4年生。中学時代はテニス部、高校時代は弓道部に所属。

今後さらなる発展が予想される、中国をはじめとした新興国での輸出入から販売・ビジネスを学ぶために留学を決意。官民協働留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」に採択され、中国・上海市に留学をした。

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