戦後間もない1948年、連合国軍最高司令部(GHQ)から一通の手紙が送られてきました。
この手紙を保管していたのは青森県弘前市のりんご農家、西澤幸清さんで、この度西澤さんが手紙を持って「りんご大学」を訪れてくださいました。
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手紙の内容は西澤さんのお父様(故 幸之進さん)が作ったりんごを最高司令官マッカーサーに贈ったこと(送り主は知人の西村さん)に対する礼状で、副官のシドニー・ハフ大佐名で送られています。
西澤さんは20年以上前にお父様からこの手紙を受け取りましたが、特に気にも留めずただ保管していたそうです。その後りんごの輸出関係で何度か海外を訪れ、そこで人とのつながりを感じるようになり、今になって改めて読み返すと、「日本の一庶民に対してまでわざわざ礼状を送るマッカーサーの心遣いが伝わってきた」と感じ、今回公開に至ったそうです。
最高司令官であるマッカーサーから礼状が届いたことは非常に感銘を受けますが、それは西澤さんのお父様の作られたりんごが美味しかったからに他ならないのではないでしょうか。青森りんごの歴史は明治初期にまでさかのぼり、さまざまな困難を乗り越えて今日の青森りんごがありますが、物資の少ない戦後間もない時代でも手間ひまをかけた美味しいりんごを作っていた、先人たちの努力の賜物だと感じました。
美味しい感動を与えられる青森りんごが国境を越えて世界中の人たちに愛され、国際交流の一端を担ってくれることを期待したいです。
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