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  花摘み(摘花)とは、1本の木、1本の枝に適正な実を付けさせるため、花や蕾を摘み取って間引く作業のことを摘花と言います。

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sasie-1.jpg 花摘み(摘花)は、りんご作りの上で大事な作業になります。果実になってから摘み取るより、つぼみや花の時点で摘み取ってしまった方が、りんご作りの上で大きなプラスになるんです。 

 何がプラスになるかというと・・・              

  • 果実肥大増進(品質の向上)
  • 樹勢維持(樹の貯蔵養分の消耗を少なくできる) 

 という点です。

 

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 まず、果実肥大増進についてです。厳選された花だけ残すことで、ひとつひとつの花に与えられる養分が多くなって、発育がよくなります。ですから、実が大きくなり、良いりんごができます。

 樹勢維持とは、樹の体力を維持するということです。花摘み(摘花)することで樹の体力の消費を抑える、つまり、樹の養分の消耗を少なく出来るのです。

 

 

 

  また、花摘み(摘花)は、来期のりんご花芽形成にも、大きく影響します。樹は、りんごの成長させるための養分や、りんごの芽を形成するための養分などを貯蔵しているので、摘花することで、養分を使わずに蓄えておくことができます。 

 しかし、摘花をあまり強く行うと 、降霜や開花時の天候不良などにより、結実不良が生じた場合、必要な着果量を確保できなくなる恐れがあります。ですから摘花は、降霜や開花期に天候不良が予想される場合、並びに開花量が少ない場合は花摘みを控えなければ、安定した収穫量を確保できなくなってしまいます。

今年は低温で生育が平年より5日ほど遅れ、地域や品種によってばらつきがありますが、全体的に開花量は少なかったです。一方、開花期は天候に恵まれ着果状況は良好で作業は順調に進んでおります。

  農家の人たちは、天候や花芽の量に気をくばりながら、品質の良いりんごを安定して収穫できるように、花摘み作業をしています。

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 りんごの授粉って実は複雑で、りんごは自分(同じ品種)の花粉では、実がならないのです。

 違う品種の花粉でも実がならない組み合わせ交雑不和合性)があったり、花粉が使えない品種三倍体品種)があったりします。 

①「ふじ」の花粉では結実しない品種

ふじ、早熟系ふじ(ひろさきふじ、昂林、紅将軍、涼香の季節)、北斗、安祈世、アルプス乙女、ハックナイン、ほおずり

②「王林」の花粉では結実しない品種

王林、彩香

③「つがる」の花粉では結実しない品種

つがる、未希ナイフ

④花粉が使えない三倍体品種(花粉量が少ない、花粉稔性が低い等の理由で)

ジョナゴールド、陸奥、北斗、彩香、星の金貨

※稔性(ねんせい)とは植物が受粉し果実をつくることが可能であること

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 現在、授粉にはマメコバチの導入が多く行われていますが、マメコバチの数が不十分な場合や、マメコバチを導入していない園や、天候不良が続く場合人手による授粉が必要になります。人工授粉は、結実量を確実に確保出来ます。 

 では、人工授粉の方法を2つ紹介します。

 

<人工授粉に使われる機器「ラブタッチ」>

 ラブタッチは、乾電池の電源によりモーターが作動し、花粉が先端部分に送られて花に交配します。ピンクのボトル部分に、花粉と石松粉を混ぜたものを入れます。

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  ノズル先端が、毛バタキ状になっており、電源を入れると毛バタキ部分が回転するとともに、花粉が放出されます。ラブタッチ22.jpg

 ラブタッチによる花粉付着量は、綿棒類に比べて約40%ですが、中心果結実率は70%と十分な効果があります。また、10アール当たりの花粉使用量は、綿棒類に比べて約2倍必要ですが、作業時間は4分の1に省略できる優れものです。

 <綿棒による授粉>

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 綿棒による授粉は、最も確実な授粉方法です。中心花を主体に授粉し、早く咲いた花から順次行います。綿棒は1回の花粉づけで20~30花くらい授粉できます。強風や雨の時は10~20花程度にし、より確実な授粉を行います。

  りんごの花が咲いて、授粉や、摘花など忙しくなってきました。生産者の人たちはマメコバチを使ったり、人工授粉をしたり、きちんとりんごの実がなるように工夫して作業をしているんです。

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防霜というのは、字の通り霜を防ぐといことですよね。今回は「なぜ霜を防がないといけないのか」と、「どのように霜を防いでいるのか」ということについて一緒に勉強していきましょう!why霜.gifsimo1.jpg  りんごは発芽して葉が出始める頃から低温の影響を受けやすく、つぼみ~開花期が最も弱い時期となります。この時期に霜の被害を受けるとサビなど障害が生じ、商品価値が著しく低下しまうんです。

  サビというのは右の写真のようなりんごのことです。よく見ると皮に亀裂のような模様が出来てしまっています。決して味が落ちるということはないのですが、おいしそうに見えるのは、やっぱり真っ赤なりんごですよね。そういう意味で商品価値が下がってしまいます。

 

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   また りんごの花は写真のように5~6つの花をつけます。中心花に実がなるように、側花は摘み取ってしまいます。中心花に実をつけたほうが、大きいりんごができるからです。

 しかし、霜の被害にあってしまうと中心花が曲がったり、落ちてしまいます。そういった場合は側花に実をならせます。そうすると、味に変わりはないものの、中心花に比べると小さいりんごや形の悪いりんごになってしまい、商品価値が下がってしまうのです。

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 では、どのようにして、防霜しているのでしょうか?

<ウィンドマシーン>

 動力:160馬力

 高さ:10.5m

 羽の直径:6m

 効果範囲:約4ha

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  りんごの凍霜害を防ぐには、送風法燃焼法があります。送風法では「防霜ファン」や「ウィンドマシーン」を使います。

 送風法に使われている、「防霜ファン」や「ウィンドマシーン」の機械の仕組みは、地表の温度が設定温度まで下がるとセンサーが感知し、ファンが回転を始め、上層の暖かい空気を吹き付けることで園地の温度を上げ、霜害から守るというものです。ウィンドマシーンを使っているのは大鰐町駒の台地区にあるりんご園です。
 
 
 でも、疑問に思いませんか?普通は上空の空気のほうが冷たいのでは?と思いませんか??

 実は、放射冷却による逆転層が発達して、上空に暖かい空気、地面の方に冷たい空気という構造になってしまうんです。

  放射冷却-1.gif <放射冷却の仕組み>

  

   放射冷却とは、夜間、地面から熱が奪われて地表近くの温度が下がることです。

  よく晴れた風の弱い日は放射冷却が強まり冷え込みます。 また、曇りの場合ですと、地面か奪われた熱は地面と雲の間に溜まるため冷え込みは弱くなります。

  放射冷却度が高いと逆転層は高くなり、地上7~8mの逆転層のなかだと上下気温差が3~4℃におよぶこともあります。 

wakata.gif  また、燃焼法は、燃焼資材(重油や灯油、灯油にオガクズを混ぜたもの)を燃やし、周りの空気を暖めることで霜害を防ぐ方法です。

   今の時期、防霜がいかに重要かわかりましたね。生産者の方々は、霜の被害を防ぐために天候に注意しておいしいりんごを作るために頑張っているんです!リンゴライン.gif

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 平成23年度産りんごの栽培作業が始まりました。

 最初の作業は、1月~3月に行われる整枝・剪定作業となります。

 この時期は、もうりんごの枝は春に向けて芽吹いてきています。このまま春まで放っておくと枝や葉っぱが密集してしまい、良いりんごにならなくなってしまいます。ですから、この時期に残す枝とそうでない枝を分ける作業をするのです。

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  ここは、田舎館のりんご園です。剪定は、日光の妨げにならないか、それにプラス、作業性農薬のかかりやすさ樹勢と剪定量のバランスなども考えて行われます。もちろん、収量の確保もしなければなりません。

 ◆収量の確保◆

 りんごには「隔年結果性」があります。隔年結果とは、一年ごとに成る年と成らない年を繰り返すことです。

 成る年とは簡単に言うと、りんごが出来る年。成らない年とは、その逆でりんごが出来ない年。

 なぜ、このようなことがあるかというと、枝の一部で実を作りながら、同じ枝の一部では来年の芽が作られているためです。つまり、たくさん生産して大量に収穫してしまうと、どうしても次の年の芽が貧弱になってしまうということです。

  大切なことは毎年安定した収穫をあげるということ。名人といわれる人たちは、収量にほとんど差がなく、 毎年樹の大きさや樹齢に合わせた収穫量を安定して確保しているそうです。仮に、素人が剪定すると、実がなり過ぎたり、まったくならなかったりしてしまいます。

 無理して収量を上げるのではなく、樹の成長を促し、果実の量を考えることが大切なのです。

 ◆りんごの品質◆

 枝を整えて、ある程度の枝を切り落とすことで、栄養分を無駄なく花芽にいきわたらせる効果もあります。

 …みなさん、花芽ってわかりますか?

 りんごの芽には実をつける「花芽」と、実をつけない「葉芽」があるんです。知らなかった~!!

 では、話を戻します。花芽の数が多くても、りんごの大きさは小さくなるし、花芽の数が少なすぎても、りんごの大きさは大きいですが、収穫量が減ってしまいます。

 ちなみに、樹が元気だと花芽が少なくて、樹が弱ってると花芽が多くなります。

 品種の特性にあった色や大きさのりんごが、質の良いりんごですから、品質を良くするには、樹と花芽のバランスを考えて剪定しなければならないのです。

 残された枝や芽で秋の収穫までの作業を行うので、質の良い枝や芽を、名人は見極めているんですね。    

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 また今年もおいしいりんごがいーっぱい実りますように!!

 


 

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091113syukaku-map.gif091113syukaku-logo.gif8月中旬から始まったりんごの収穫作業は、10月にピークを迎え、りんご園での作業も終盤になります。最盛期のりんご園は猫の手を借りたいほど忙しかったです。幸い、今年は一昨年のような雹害、霜害、台風などの大きな被害もなく天候に恵まれて、まずまずの豊作となりました。101116seicho1.jpg

しかし、収穫が終わっても、これから農家の方々は休みになるわけではありません。収穫したりんごの選果や市場へ運ぶ作業などの合間に、本格的な雪が降る前に畑へ出て収穫の後片付けをきちんとしなければならないのです。

収穫後の片付けと言えば、反射シート、支柱などの片付けはもちろん、ネズミ対策で若木の周りの草刈りをしたり、幹をネットで覆ったりしなければなりません。これがりんご園にとってとても大事な作業です。

ネズミが住みにくい環境にしなければ、りんごの樹の皮がネズミにかじられ、若い樹は死んでしまいます。

 

091113syukaku1.jpg左の写真のように、まず、反射シートを地面から外して、天気が良いうちに樹にかけて干します。乾いたらゴミを取り除き、たたんで倉庫にしまいます。

また、樹を支えている支柱を外し、まとめて置きます。(下の左側の写真)

その後は草刈りをしたり、りんごの幹をネットで覆ったりして樹への被害を防ぐ工夫を行います。(下の右側の写真)

 

101116seicho2.jpg091113syukaku2jpg.jpg

 

片付けを終えたりんご園を見れば、やや寂しい気分になりますが、りんごの樹にとっては、みなさんの期待にこたえ、責任を果たし、肩の荷がやっと下りたようで、それこそホッとしているでしょうね。

津軽の冬がだんだん近づき、天気も不安定で、雨が降ったり、雪が降り始めます。このような寒い時期にりんご園の後片付けは本当に大変な作業です。しかし、こうした地味な努力があって、はじめて美味しいりんごをみなさんの食卓に届けることができます。

2010年産青森りんご、是非たくさんご賞味ください。


 

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