りんごの木を守る~ネズミ対策~

投稿者: | 2018年4月14日

暖かい春になり、りんごの木々も芽吹いてくる頃、活動を始めるのは植物だけではありません。虫や動物たちもエサを求めて動き出します。
そんな動物の中でも、りんごの木にとって厄介なものもあるんです。

雪が解けたりんご畑の地面をよく見ると、所々に穴や、何かが通った跡のような盛り上がりが見られます。

これはネズミが通った跡です。ネズミは木の皮や根を食べるため、りんごの木にダメージを与えてしまう厄介者です。

そのため生産者さんは雪が降る前に、木の周りにネットやビニールなどを巻いて保護したりしています。特に若い木が食害に遭ってしまうと、木が死んでしまうこともあるため注意が必要です。

しかしネズミは繁殖力が強く、春先になると活発になるため、増えてしまう前に駆除する必要があります。

 

多くの生産者さんは殺鼠剤(さっそざい)を使用しているようですが、中にはネズミの天敵であるフクロウの巣箱を設置して、ネズミを捕獲してもらっている生産者さんもいらっしゃいます。

殺鼠剤の中には、その薬剤で死んだネズミをネコなど他の動物が食べても影響を及ぼさないという、環境に配慮したものもあるそうです。

 

ネズミに罪はないとはいえ、対策を怠ると大変なことになるため、ネズミ対策もまた重要な仕事のひとつなんですね。

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