りんごは1年中スーパーなどで売られていますが、収穫されるのは8月から11月です。
流通量のピーク(11月~12月)を過ぎても美味しいりんごが食べられるのは、青森県の高い冷蔵技術があるからなんです。
りんごが保存されている冷蔵庫の中はどのようになっているのか、見学させていただきました。
業務用の巨大な冷蔵庫の中には、りんご箱が何段にも積み重ねられ天井に届きそうなほどです。
先に入れたものは先に出すことになるため、新しくりんごを入れる際には先に入れたものが奥にならないよう、冷蔵庫内でパズルのようにパレットごとにりんごの移動が行われていました。
今回見学させていただいたのは、卸売市場内の普通冷蔵庫で、これらのりんごは順次競売にかけられます。
普通冷蔵庫の他にCA冷蔵庫もあり、CA冷蔵庫は人工的に空気の組成を変化させ、りんごの呼吸を最低限まで抑えることができ、普通冷蔵よりも長期間保存ができます。
CA冷蔵について詳しくは、こちら
普通冷蔵は、収穫してから3月頃までに販売されるりんごを管理し出荷します。CA冷蔵は4月頃から販売されるりんごを貯蔵します。
青森県では普通冷蔵とCA冷蔵を使い分けて、流通のコントロールをしています。そのおかげで、私たちは1年中美味しいりんごが食べられるのですね♪


