映画ライターとしてもご活躍中の月永理絵さんによるコラム。テーマは『りんごと映画』。
是非、映画と共にりんごも観賞してみてくださいね。
第9回目は『真っ赤なりんごと赤い唇の女の子』
それは、1939年に製作された映画『オズの魔法使』を初めて見たときのこと。主人公の少女ドロシーがセピア色の嵐を抜けたとたん、色に溢れた世界が待っていた。見たことのない景色に呆気にとられるドロシーと一緒に、私もまた、突然現れた色彩の饗宴ぶりに呆然と見入ってしまった。
月永理絵(つきなが・りえ)
青森市出身で、『映画酒場』『映画横丁』などの雑誌や書籍を手掛けるエディター&ライター。現在『メトロポリターナ』『現代詩手帖』『i-D JAPAN』他にてコラムを連載中。


