2020年も残すところあとわずかとなりました。
りんご大学では、今年も様々な情報をお伝えしてきましたが、今年一年の締めくくりとして、2020年産青森りんごについて振り返ってみたいと思います。


1月~2月は例年稀にみる雪の少なさで、3月に入っての雪解けも早かったことから、かなり早く花が咲くのでは思われていました。
ところが、4月の気温が低かったため、結果平年並みの開花となりました。

8月~9月には猛暑が続いたことで、日ヤケ障害などの影響が多少ありましたが、今年は台風の接近もなくその後の生育は順調で、玉伸び・蜜入りともに良いものができました。

主要品種である「サンふじ」の着果量は多く、11月2日の卸売市場への入荷数量は13万箱を超え、まずまずの出来秋を迎えられたのではないかと思います。

新型コロナウイルスの影響で、「りんご花まつり」「りんご品評会」などのイベントが中止となり、卸売市場での競売も感染防止対策による厳戒態勢で行われた1年となりました。
28日(月)に行われた、今年最後のりんごの競り「りんご止市」では、マスク・消毒・検温と厳戒態勢の中、いつものように競り人の威勢のいい掛け声が響き渡り、2020年の競りを締めくくりました。

2020年産のりんごはすべて収穫を終え、生産者の皆さんは一息ついているところですが、貯蔵性の高い有袋栽培のりんごは冷蔵保存され、来年の夏頃まで新鮮なものが食べられます。

2021年も美味しい青森りんごが皆様のお手元に届きますように。
2021年もりんご大学をどうぞよろしくお願いいたします。
2020.12.29 りんご大学スタッフ一同


