【柴田学園大学教授が実験・監修】りんごの「水溶性食物繊維」が持つ驚きのパワーを実験で徹底検証!なぜりんごを食べると血液中のコレステロール値が下がりやすくなるのか?小腸や肝臓での具体的な働きを、確かなエビデンスをもとに分かりやすく解説します。
公開日:2022/4/8 更新日:2026/6/5
1時限目は、りんごの抗酸化力について学びました。
2時限目は、コレステロールの上昇を抑える効果のある「りんごの水溶性食物繊維の働き」について、勉強していきましょう。
※【動画】「りんごの水溶性食物繊維の働き」の詳しい実験内容動画は、↑上記をクリック(再生)してご覧ください。
何故、りんごの水溶性食物繊維が血液中のコレステロールを低下させるのでしょうか?
私たちが食事をすると、小腸からコレステロールが吸収されますが、水溶性食物繊維は、小腸からのコレステロールの吸収をおさえる作用があります。
水溶性食物繊維は、小腸からのコレステロールの吸収をおさえる
次に、肝臓ではコレステロールを材料にして、胆汁酸という消化液が作られます。
胆汁酸は胆のうに溜められて、食事をすると十二指腸や小腸に分泌され、脂肪の消化を助けます。
消化液として利用された胆汁酸のほとんどが、この後、再吸収されて肝臓へ戻り、繰り返し使われていますが、水溶性食物繊維は胆汁酸の再吸収を抑えます。
胆汁酸が肝臓に戻り再吸収される
水溶性食物繊維は、胆汁酸の再吸収を抑え、排泄を促す
胆汁酸の再吸収が抑えられると、再利用されなかった胆汁酸を補うために、肝臓でコレステロールを材料として、また胆汁酸が作られます。
コレステロールを材料とする胆汁酸の合成が増える!!
その分、血液中のコレステロールの値が下がりやすくなります。
水溶性食物繊維を多く含むりんごを美味しく食べて、コレステロールの調整に役立て病気を予防しましょう。
その他の授業も聴講したいときは、りんごの栄養・効用を学ぼう!の時間割(一覧)からご覧ください。
【専門分野】
時間栄養学、栄養教育
【研究業績】
管理栄養士。
著書:栄養科学シリーズNEXT 栄養生化学(共著、講談社、2012)栄養科学シリーズNEXT スポーツ・運動栄養学(共著、講談社、2007)、健康・栄養科学シリーズ基礎栄養学改訂第6版(共著、南江堂)、他。
