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第72号 果物と動物と自然の国ニュージーランド

果物と動物と自然の国ニュージーランド、初めて訪れてみてそんな感じがしました。世界中で最も日本に似ている国とも言われる、南半球にある島国ニュージーランドです。面積は日本の約4分の3、人口は465万人と日本よりずっと少なく、それだけに大自然に恵まれた、とても広々とした感じの国です。そのニュージーランドから近年では北欧、スウェーデンにもりんごやキウイ等の果物が輸出され、当地のマルカリドのスーパーでも見受けられるようになりました。

地震で半分崩れた教会前のモニュメント
ニュージーランド産りんご

今回ニュージーランドにクリスマスから新年へと行く事に決めたのは、ルンド大学で勉強している末娘が、2ヶ月程オーストラリアの南の島タスマニア島で実習する事になり、クリスマスに末娘と会い、その後夫婦でニュージーランドへ行こうと決めたからです。

ダニーデン町で。真夏(冬?)のクリスマス
ダニーデン町で。真夏(冬?)のクリスマス

オーストラリアのメルボルンから飛行機で3時間程、ニュージーランド南島の最大の都市、クライストチャーチ(Christchurch)へと向かいました。もっともメルボルン空港出発の際に、空港でニュージーランドからの帰りの切符を持っていなかったのでストップされ、慌てて帰りの航空券を空港で予約、出発の準備が完了しました。出発手続きでは更に食べ物や自然薬等持っていませんかと聞かれました。

メルボルンとの時差が2時間あるニュージーランド、深夜に出発して、明け方雪に覆われたニュージーランドアルプスを越え、飛行機は東海岸にあるクライストチャーチへと着陸しました。人口約35万人、青森市位の大きさでしょうか。国際飛行場というよりローカル飛行場の感じで旅行案内所もなく、カフェが1軒、早朝のコーヒーを飲み元気をつけ市内へのバスの行き方を聞きました。クライストチャーチは5年程前地震に遭い、いまだに町のあちこちには教会や建物が崩れて残り、特に街中の至る所で、建築工事が盛んに行われていました。ちょっとした建築ラッシュ、都市建設中という感じでした。どこが町の中心地なのかはっきり分からず、路面電車が走っていても、途中で行き止まり、道路もあちこちで遮断され、今更ながら自然の災害は大変だったと強く感じました。それだけに多くの人々が建設現場で元気に働いていて、とても活況強く感じました。

地震で半分崩れた教会前のモニュメント
地震で半分崩れた教会前のモニュメント

初めの計画ではクライストチャーチから北上しカイコウラ(Kaikoura)へ、クジラ及びオットセイを見に行くつもりでしたが、数ヶ月前の再度の地震で通行止めらしく、観光案内所で情報を集めレンタルカーを借り南下する事に決めました。最初の宿泊地はダニーデン(Dunedin)、第二のスコットランドの町とも言われる程に、イギリス、ビクトリア風の建物が目立ち、また街の中心部はスコットランドではないかと思うほどパブが目立ち、昼から人々はビールを盛んに飲んでいました。もっとも当日はクリスマス後の休暇にもよるからと思います。ダニーデンの半島は、野生のペンギンやロイヤルアルバトロスの見学が出来ることで有名で、また海岸にオットセイがいたり、その半島の岬には野生の鳥、コウノトリが凄い数で怖くなる程でした。

ロイヤルアルバトロス
ロイヤルアルバトロス

ダニーデンから今度は内陸クロムウエル(Cromwell)へ、この一帯はニュージーランドでも有名な果物栽培地、特にりんごやスモモ、さくらんぼ等が有名で、国道8号線からクロムウエル町への入り口には巨大なりんごと桃と梨の像が飾られていました。12月下旬、日本では冬ですが、南半球では冬至(夏至?)が終わりこれから真夏へ。国道沿いには多くのりんご畑、果物畑が目立ちましたが、りんごはまだ小粒でさくらんぼやスモモの時期でした。津軽のりんごの樹に比べ、枝が高く伸びていました。早速スーパーで買って食べてみたらニュージーランドのりんごはシャキッとして美味しく、津軽のりんごを思い出させました。果物のりんごと共に、目の前で作った生のりんごと他の果物をミキサーした生ジュースはとても美味しく、その甘酸っぱい味わいがどこまでも残っていました。

クロムウエルの巨大なりんごの像
クロムウエルの巨大なりんごの像
りんご畑
りんご畑

クロムウエルから更に内陸へ車を走らせ、ニュージーランドアルプスへ、最高峰マウント・クック(標高3724m)のあるアオラキ、マウント・クック(Aoraki, Mount Cook)国立公園へと向かいました。国立公園入り口のヴィレッジに2泊宿を取り、翌日はとても天気が良く、10時頃宿を出て、登山と言うより山道の散歩道を2時間半程川に沿って歩いて行ったら、そこには氷河のかけらが浮いている湖と共に、目前に雄大なマウント・クックがそびえていました。その崇高さ、美しさになぜ登山家が山頂へアタックしたくなるのか分かる気がしました。宿泊地のヴェレッジにはエベレスト山を世界最初に制覇したニュージーランド人、エドモンド・ヒラリー氏の像が立っていたのでした。

マウント・クックを背景に
マウント・クックを背景に

2017年1月10日
スウェーデン在住、弘前市出身、工藤信彰

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プロフィール

工藤 信彰
Nobuaki Kudo

1949年弘前市生まれ。大学時代に3年程休学し、ヨーロッパを旅したことがきっかけで、大学卒業後スウェーデンに渡る。スウェーデンにてルンド工科大学を卒業し、一般企業へ就職するが、経済学を学ぶため退職しルンド大学経済学部へ入学する。卒業後は1990年~2015年までマルカリド市役所勤務。マルカリド市議会議員(2006年~2018年)を経て、現在は環境党マルカリド党首及び、クロノベリ県議会執行役員を務めている。

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