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第76号 ブリュッセルでEU議会

当地マルカリド市の市会議員を10年程務めたからでも無いでしょうが、5月の始め欧州議会のあるブリュッセルへ2泊3日のプログラムでEU(欧州連合)から招待されました。
 もっとも筆者は2014年からEUの南バルチック海委員会役員なので、研究視察の意味も含め招待したのでしょう。スウェーデンからは合計25人程のグループでした。

グランプラス(大広場)
グランプラス(大広場)

ブリュッセル訪問は今回で2度目、前回は数年前観光客としてバスでパリ旅行からの帰り道、2~3時間の休憩でグランプラス(大広場)やマネケンピス(小便小僧)を見たのを思いだします。ブリュッセルはベルギーの首都と言うより、現在ではEUの首都、政権の中心部との感じがします。ベルギーの人口は約1,100万人、そのうち約10分の1 、100万人程が首都ブリュッセルに住んでいます。石畳の目立つ街を歩いていると、古い歴史的な建物と共に多くの新しいEUの建物が混ざって立ち並び、今更ながらブリュッセルはEUで成り立っていると感じます。言語はフランス語とオランダ語、聞いていてほとんど理解できないのですが、多くの人々は英語が堪能で、地図を片手に方角が分からずウロウロしていたら英語で話しかけられました。EUの中心部としてヨーロッパ中の人々が集まり、更に旅行者も多いだけに住民は外国人には慣れているのでしょう。

マネケンピス(小便小僧)
マネケンピス(小便小僧)
名物のカラス貝(ムール貝)料理、レストラン入り口の宣伝
名物のカラス貝(ムール貝)料理、レストラン入り口の宣伝

ブリュッセルの中心部グランプラス付近の脇道にはレストランが立ち並び、ビーフやマトン等の肉料理と共に茹でたカラス貝(ムール貝)料理が有名です。2日目の夕食会には、グループ25人と共にグランプラスに行き、ストックホルム出身の男性の案内で、近くのレストランに入りました。晩餐なのですが、人数が多いのでランチメニューにしてもらい、それぞれ前菜とメインの食事を選び安く食べることができました。筆者が頼んだのは前菜にはエビのフライで、メインはビーフの煮込み。3~4人はメインにカラス貝を頼み筆者は周りの人達と共に味見させて貰いました。飲み物は始めビールで乾杯したのですが、カラス貝をご馳走になったので、白ワイン1本注文し、周りの人と飲み楽しみました。ワインはピノ・グリ (Pinot gris)でした。食後のデザートはチョコレートケーキ。ベルギーはチョコレートでも有名なだけに、その甘みがいつまでも口の中に残る感じがしました。食後は親しくなった多くの仲間達と小雨の中、ホテルまで1.5キロ程ちょっとフラフラしながら歩きホテルに戻りました。

グランプラス近くのチョコレート屋、店内
グランプラス近くのチョコレート屋、店内
ベルギー名物のパンケーキ、売店
ベルギー名物のパンケーキ、売店

欧州連合(EU)は現在28カ国から成り立っていて1950年の欧州石炭鉄鋼共同体が始まりとも言われています。最初に欧州連合会議が開かれたのは1952年、当時の加盟国はドイツ、ベルギー、ルクセンブルク、オランダ、フランス及びイタリアでした。1995年にスウェーデンと共に隣国のフィンランド及びオーストリアが加盟国になり、2000年代に入ってから東ヨーロッパ、共産国圏が続々加盟国になり現在に至っています。もっとも昨年イギリスでの国民投票で、イギリスはEU脱退を決定、現在その手続きが始められ、今後の発展については少し不安が漂っているとも言えるかも知れません。

EU議会への貴賓等の入り口
EU議会への貴賓等の入り口
EU議会、筆者
EU議会、筆者

我々が訪れた巨大な建物の欧州議会場はブリュッセルにあり議会が開かれるのですが、形式的にはフランスのストラスブルクに以前の議会が残り、現在でも月に1度会議がストラスブルクで開かれることになっている様です。欧州議会議員の総数は751人、最大国のドイツが議員数96人で、国の人口によって議員数が決められています。選挙は5年に1度、各国でそれぞれに行われ、議員として選ばれた人々は国の代表と言うより、それぞれの所属する党の代表として、欧州議会ではグループに分け政策を話し合っています。スウェーデンからは20人の議員で、そのうち筆者の所属している党からは4人の議員、今回のブリュッセル訪問では、最終日に男性議員に会い少し話し合うことができました。EU法律の決定はスウェーデンの1院制とは異なりEUでは欧州議会と各国首脳会議の2院制よる決定なので、欧州議会の権力が弱い…同議員は洩らしていました。

参加グループの記念撮影、EU議会場で
参加グループの記念撮影、EU議会場で

2017年5月13日
スウェーデン在住、弘前市出身、工藤信彰

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プロフィール

工藤 信彰
Nobuaki Kudo

1949年弘前市生まれ。大学時代に3年程休学し、ヨーロッパを旅したことがきっかけで、大学卒業後スウェーデンに渡る。スウェーデンにてルンド工科大学を卒業し、一般企業へ就職するが、経済学を学ぶため退職しルンド大学経済学部へ入学する。卒業後は1990年~2015年までマルカリド市役所勤務。マルカリド市議会議員(2006年~2018年)を経て、現在は環境党マルカリド党首及び、クロノベリ県議会執行役員を務めている。

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