投稿日:2026/4/27
長崎県対馬市からフェリーで朝鮮半島に渡りました。場所は韓国の釜山。そこからはバスや鉄道を使って光州、木浦、全州、大田、扶余、ソウルと巡りました。13日間滞在しました。
韓国では各地に市場があり、魚介類や野菜・果物、キムチやナムルなどのお惣菜を売る店が多くあります。イメージとしては、規模のデカい「虹のマート」、上野「アメ横」の落ち着いたバージョンって感じです。多様な食文化を守るために、どうやら政府がこのような市場を保護しているようです。地元の人で賑わっていて、そこで暮らす人々の生活に触れているようで、とても楽しい空間でありました。
この市場でビックリしたのが、イチゴとシャインマスカットの安さです。雪香(ソルヒャン)というイチゴ1キロが6000ウォン(≒600円)、シャインマスカット4房が7000ウォン(≒700円)で売ってました。もちろん買って実食したわけですが、両方とも香りが薄くパッとしないものの、この安さであれば納得の味。コスパはかなり高かったです。ただ、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、雪香は日本の章姫とレッドパールを掛け合わせて作られた品種ですし、シャインマスカットは言わずもがな。日本の果樹を守っていかなきゃいけないですな!!
韓国のりんごは、およそ7割が「ふじ」や「つがる」などの日本由来の品種が主流ですが、近年は自国で開発した早生品種の「紅露(ホングル)」や「鳳凰(ポンファン)」などへの転換が進んでいるそうです。3月末に訪れたこともあって、「ふじ」しか店頭に並んでいませんでした。
りんごをジーッと眺めていると、どの店に売っているりんごもヘタがない/ヘタが切られていることに気づきました。韓国では1970年代以降、段ボール箱での輸送時にヘタが紙を突き破るのを防ぐため、あえてヘタをカットしたものが一般的になったそうです。その名残が今も残っているそう。もちろんヘタをカットするのにも人手と時間がかかり、そのコストが価格に転嫁されています。しかも、ヘタの切り口から水分が蒸発して品質低下も招くそう。いいことなしですわ。そのため、市場やスーパーでは「ヘタのあるリンゴを探そう」という品質向上の動きも出ています。
全州の市場で1個2000ウォン(≒200円)で「ふじ」を買って食べてみました。全体的に薄味でしたが、瑞々しくシャキシャキな食感はあって、美味しかったです。ただ、このクオリティーで200円は高い…。韓国でも気候変動の影響や生産者の減少にともなう供給減で、近年価格が右肩上がりのようです。どの国も同じような課題に直面しているんですね…。
1997年8月1日、神奈川県横浜市生まれ。
小学校の教員として働くなかで、地域おこし協力隊という仕事と美味しいリンゴにめぐりあい弘前にI ターン移住。
さまざまな品種を食べたり、副業として生産作業に従事したり、シードルアンバサダーを取得したりしてリンゴの魅力を多面的に味わっています。
「りんご大学」では、溢れんばかりのリンゴへの愛と好奇心を活かしてリンゴの情報を発信中。現在はキャリアブレイクとして世界漫遊の旅に出ているので、リンゴを主とした世界のフルーツ事情も発信しています。
【資格・免許など】
教員免許[小学校、中学校(社会)、高等学校(公民)(地理歴史)]、社会教育士、自然体験活動指導者、国内旅行業務取扱管理者、全国地域リーダ養成塾修了(37期)、世界遺産検定1級
