投稿日:2026/6/29
中国のつぎはモンゴル。中蒙国境(二連-ザミンウード)を陸路で越えモンゴルに入りました。
中国の観光ビザ免除期間が30日しかないので、一度別の国に行って再入国することで免除期間をリセットする作戦のために行ったわけです。いわば繋ぎ。
今回は、ザミンウード、ウランバートル、ダランザルガド、アルバイヘール、ホブド、ウルギー、ブルガンに訪れました。
広大な草原に羊やヤギの群れ、遊牧民とゲル、ドラマ「VIVANT」のロケ地にもなったゴビ砂漠・ホンゴル砂丘…。イメージしていた通りのモンゴルらしい風景の連続。壮大な景色と遊牧民の力強さをまざまざと見せつけられました。結論、訪れてよかったです。
中国再入国までの繋ぎの国だと思っていた自分を反省しました。
ただ、広大な草原、砂漠、砂丘、遊牧民…という言葉から連想されるように、この国は植物がスクスク育つ環境でないし、農耕文化もない。つまり、野菜や果物があまり採れないということです。スーパーで売っている野菜や果物はほぼ輸入品。ネットで「モンゴル_フルーツ」と検索してもヒットするのは「チャチャルガン」くらいでした…。
「チャチャルガン」は厳しい自然環境でも育つ生命力の強い植物で、世界中の健康・美容志向の方に注目されているスーパーフードです。冷凍品をヨーグルトと一緒に食べましたが、美味しくなかったです。どちらかと言うとマズイ。強烈な酸味と独特な香りがキツかったです…。
ジュースにしたものもあって、それはKAGOMEの「野菜生活」みたいな味がして美味しかったです。
モンゴルならではのフルーツ紹介は以上、終了。フルーツ紀行泣かせの国だ…泣
りんごは世界各国のものが並んでいました。たとえば、ニュージーランドの「カンジ」、フランスの「ロイヤルガラ」、アメリカの「ジョナゴールド」をはじめ、ベルギー、オランダ、セルビア産が売っていました。
ただ、輸入品かつ時期が悪い(5月)ということもあり、どれも油あがりしていて見るからに「イモっぽい」感じ。買う気がいっさい湧きませんでした。
他の農産物も同じように全て輸入品で、そのぶん高い。その国でたくさん採れて安いフルーツを爆食いすることに旅の醍醐味をもつ私としては、この点においてモンゴルは残念な国でした。
あ、乳製品と羊肉料理はとても美味しかったですよ。とくに、塩味が効いたミルクティー「スーテーツァイ」と羊肉の餡を皮で包んだ「ボーズ」が最高でした。モンゴルの良い部分を書いてバランスを取ったところで、中国〜西北編〜に移りたいと思います。
13日間のモンゴル旅を終え、再び中蒙国境(ブルガン-タケシケン)を陸路で越えて中国に入国。中国旅をリスタートしました。
まずは西北エリアである新疆ウイグル自治区、甘粛省、陝西省のウルムチ、トルファン、敦煌、蘭州、西安を周りました。
これら都市は東西の架け橋であったシルクロードの要衝で、『西遊記』の三蔵法師(玄奘)をはじめ、かつて多くの商人や旅人が汗水流して歩いた地に想いを馳せながら、鉄道でスピーディーに移動しました。いい時代に生まれてよかったぁーーー!
いやぁ~、シルクロードのフルーツは最高でしたね。乾燥している地で育つ果物は甘い甘い。何より安く、爆食できるし、なによりモンゴルの反動でフルーツがある時点で最高でしたね。食べたものをいくつか紹介します。ごめんなさい、りんごは食べてません。
まず、漢の将軍・李広が遠征に出たときの伝説に名前の由来をもつ「李広杏子」がメチャ旨でした。
この地域はブドウも特産でして、中国式葡萄畑の景観が印象に残りました。整然としたブドウ棚と縦横無尽に通る用水路の様子は見ていて心地よかったです。
訪れた時期が早く、生のブドウを食べることができなくて悲しみにくれていたのですが、「干果」と書かれた看板を発見。店を覗くと干しブドウが売られていました。凝視すると、よくある黒いレーズンだけでなく緑、紫、薄紫など…10種類ほどの干しブドウがある。吸い寄せられるように店内に入ると試食させてくれて、品種ごとに異なる味と香りに感動。
感動のあまり4種ミックスを1.5kg購入しちゃいました。1斤(=500g)で24元(≒600円)でした。幸せですわ。
ウイグルの干しブドウは、園地や自宅の脇にある「晾房(りょうぼう)」というレンガ造りの倉庫で、世界でも珍しい自然風乾方式で作られています。
現在は乾燥促進剤を使って水分を抜けやすくしているおかげで、2ヶ月の乾燥期間が2週間に短縮。生産効率がよくなりました。ただ、私は時間と労力をかけて作った方が美味しいに決まっていると思う(もしかして老害?)タイプなので、自然風乾方式の干しブドウ推しです。
他の店には干しアンズが売っていてこれも美味い。すでに干しブドウを1.5kg買っていたので、一瞬迷いながらも砂糖無添加の干しアンズ1kg購入しました。
ザックが重くなるわ嵩張るわで荷物を極力増やしたくないのですが、これら計2.5キロは必要不可欠だと判断しました。
最後に、下の写真をご覧ください。何の変哲もないように見えますが、イケてるビジネスパーソンの左手に注目。なんと、りんごをもっているんですよ。イケてると感じたのはりんごを持ってるからですね笑
スタバでMacBookを広げてシゴデキや意識高めを演出するのが日本だとすれば、中国ではりんごを片手に歩くのがイケてる感を出す形式美なのかもしれませんね。たぶん、いや絶対違いますね…。
冗談はさておき、私の感覚では果物を片手に歩いているこの方はかなり格好いいです。帰国したらマネしたいと思います。もちろん、青森県産のりんごを両手に持ちます!
次回は、中国の華中・華南エリア編をお送りします。お楽しみに。
1997年8月1日、神奈川県横浜市生まれ。
小学校の教員として働くなかで、地域おこし協力隊という仕事と美味しいリンゴにめぐりあい弘前にI ターン移住。
さまざまな品種を食べたり、副業として生産作業に従事したり、シードルアンバサダーを取得したりしてリンゴの魅力を多面的に味わっています。
「りんご大学」では、溢れんばかりのリンゴへの愛と好奇心を活かしてリンゴの情報を発信中。現在はキャリアブレイクとして世界漫遊の旅に出ているので、リンゴを主とした世界のフルーツ事情も発信しています。
【資格・免許など】
教員免許[小学校、中学校(社会)、高等学校(公民)(地理歴史)]、社会教育士、自然体験活動指導者、国内旅行業務取扱管理者、全国地域リーダ養成塾修了(37期)、世界遺産検定1級
