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Vol.17 お肌のための上手な水分の取り方

今年のように猛暑が続くと、知らず知らずの間に身体から相当量の水分が汗となって出ていきます。立っているだけでもクラクラきそうな日は、少し歩いただけでも全身から汗が吹き出してくるのがわかりますよね。そもそも人間は、1日にどれくらいの水分を消費するのでしょうか?これには諸説ありますが、だいたい1日で2.3~2.5リットルくらいの量を消費しているようです。呼吸により排出される水分、汗などによって皮膚の表面から排出される分に加えて、排尿によっても相当量が排出されています。排出された水分は、当然補ってあげなければならないので、私たちは水分を摂取するのです。

「水分」と一言で言っても、私たちの身体を構成している血液やリンパ液、組織液なども含まれますし、肌の潤いを保つためにも十分に水分をとる必要があります。水分は健康と美容に多大な影響を与えていると言っても過言ではありません。水分補給をするときに注意したいのは、なるべく常温で飲むこと。そして一気飲みをしないことです。40℃近い気温では、冷たい水やジュース等をキューッと飲みたいですし、もちろん、飲んでも構いません。でも身体を急激に冷やさないためにも1回で600mLくらいを一気飲み、という飲み方ではなく、こまめに水分をとるように心がけましょう。

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ちなみに「りんご」を使った化粧水はあるのかな?と思い調べたところ・・・ありました。腐りにくいりんご「ウトビラー・スパトラウバー」という品種を使った化粧水だそうで、このりんごはスイスでのみ生産管理されているようです。この品種からりんご幹細胞を取り出し、人口培養したものが現在コスメとして開発されています。腐りにくい・・・ということは、自己細胞を維持する力があるということですから、紫外線などで細胞が傷つきにくく、細胞そのものを活性化する力も備わっているということ。夢のような化粧水ですよね。その他にもりんごの果実水を含んだ化粧品もありますが、品質管理は難しいのが現状です。

しかし、化粧水といえば、昔の人は手作りしていたもの。そしてその代表格としてあげられるのは、何と言っても「へちま水」でしょう。今どき、「へちま水」なんて作っている人はいるの?と思われる方も多いでしょうが、実は種苗店でへちまのタネを購入する人の多くは、この「へちま水」を作ることが目的でタネを購入していきます。へちまから水を抜く方法は、理科の授業で習った方もいる方もいるかもしれませんね。へちまの茎を切って、切り口からへちま水を取る方法です。取ったへちま水1リットルを温め、ホウ砂5gを入れて混ぜます。充分に冷ましたあと、エタノール100mLとグリセリン50mLを混ぜれば出来上がり。身体の中の水分補給とともに、肌から直接水分補給することで、いわゆる肌のターンオーバー(肌の生まれ変わりサイクル)をしっかり習慣づけたいものです。

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へちまと言えば、実をタワシとして利用することも出来ます。でも、食べるチカラを発揮するためにもお料理してみましょう。皮を剥いて輪切りにし、煮浸しとして調理すれば、さっぱりした夏の献立となります。ぜひ、お試し下さいね。

(2018/8/24)

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