リンゴには、免疫力を高めるために役立つ成分が豊富に含まれています。感染症予防や花粉症対策など、健康的な体を作るためには免疫力を高めることが大切です。リンゴを食べて健康的な体作りを目指しましょう。
免疫とは、細菌やウイルスなどの外敵が体内に侵入するのを防いだり、排除したりする機能のこと。つまり、外敵から体を守るための防御システムのことです。これにより、私たちは病気にかかりにくくなり、健康的な体を維持することが出来ます。
免疫は高ければ高いほど良い、というわけではありません。免疫が高すぎて暴走することもあるため、外敵と闘うことと、整えることが大切です。リンゴに含まれる成分は、免疫を「戦わせる」だけでなく「整える」働きも期待できます。
「腸の乱れは免疫の乱れ」と言われる程、腸内環境は免疫の要です。免疫細胞の約7割が腸に存在していると言われています。免疫力を高めるためには、善玉菌を増やして腸内環境を整えることが大切です。リンゴには善玉菌のエサになる「ペクチン」という水溶性食物繊維が豊富に含まれています。そのため、リンゴのペクチンが腸内環境を整えることに一役買ってくれます。
リンゴの特筆すべき成分と言えば、ポリフェノール。ポリフェノールには様々な健康効果が期待されていますが、免疫との関わりも期待されています。
体内に外敵が侵入すると、免疫細胞は活性酸素を放出して敵を攻撃しますが、暴走し過ぎると自分自身のことも傷つけてしまうことがあります。そこで抗酸化成分をとることで、この暴走を抑制するように働いてくれます。また、酸化ストレスにより発生する活性酸素を抗酸化成分の働きで取り除くことで、免疫細胞の働きが弱まることを防いでくれます。
食物繊維やポリフェノールは皮の近くに豊富に含まれるため、免疫力を高めたい時は皮ごと食べるのがお勧めです。また、体は冷やさずに温めた方が免疫も働きやすくなるため、加熱していただくのもお勧めです。皮ごと焼いて、体を温めるシナモンを振りかけるのも良いですね。また、ポリフェノールは体内にとどまっている時間が短いため、食後やおやつに食べるなど、こまめにとり入れるようにしましょう。
リンゴは薬ではなく食品ですので、即効性はありません。「ローマは一日にして成らず」、日常的に取り入れることを習慣にすることが大切です。
※おすすめのりんごレシピ 「りんごパンケーキ」
栄養成分は単独で働くことが出来ないため、リンゴをとり入れながら、主食・主菜・副菜の揃ったバランス良い食事を心がけることが大切です。そして、十分な睡眠をとり、適度な運動を心がけて、健康的で美しい体作りを目指しましょう。
管理栄養士、野菜ソムリエプロ、日本抗加齢医学会認定指導士。
総合病院、腎臓・内科クリニックを経て独立。長年の臨床経験と抗加齢医学の活動を通して、体の中から健康と美を作る食生活を見出し、分かりやすく発信することを得意とする。医療機関で食事カウンセリングをする傍ら、全国での講演会、セミナー講師、コラム執筆、テレビ・ラジオ・雑誌などのメディア対応、書籍の監修等、幅広く活動中。
◯日本アンチエイジング・ダイエット協会理事
◯日本抗加齢医学会 2021年度 褒章制度 メディカルスタッフ賞受賞
●篠原 絵里佳 ホームページ https://ericashinohara.com/
●篠原 絵里佳 ブログ https://ameblo.jp/erica-dietitian/
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