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キズがついてもおいしいりんご

 収穫を終えたかわいらしいりんごたち。その美しい外観に魅了され、口中に広がる爽やかな果汁を頭に浮かべながらお買い求めになる方も多いと思います。ところで、近年ではスーパーマーケット等で「キズりんご」「わけありりんご」「家庭用りんご」などの表記で、通常より少々安い価格でりんごが販売されています。

131220kizu1-b.jpg 皮の表面に傷がついていたり、つるもとが割れていたりすると、虫食いと勘違いされたり新鮮ではないように思われ敬遠されがちです。しかし、この傷や亀裂は虫食いでも鮮度が落ちたりんごでもありません。

 

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 りんごは春に花が咲いてから収穫するまでのおよそ半年間、風雨にさらされ自然と闘いながら成長していきます。その過程で、枝や葉の擦れなどで傷がついてしまうことがあります。
 しかしりんごは傷がつくと、人間の体と同じようにその傷を塞ごうとして自己回復力を発揮しますので、傷の部分から雑菌が入っていたりすることもなく、普通のりんごと同じく美味しくいただけます。

 

131220kizu3_1-b.jpg 「つる割れ」は実が急激に成長することによって、つるもとに亀裂が生じる現象です。割れているので中が腐っているのではと不安になるかもしれませんが、亀裂の部分は外気に触れて乾燥しているため、切り取って食べれば何の問題もありません。
 「つる割れ」は成長の証なので、むしろ普通の実よりも熟していて美味しいものも中にはあります。

 

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 春の開花期に霜害を受けると、果実の表面が錆びたようにまだら模様に変色する「さび」と呼ばれる現象が発生します。
 この「さび」も、色づきが良くないというだけで、味には全く影響ありません。

 

 傷やつる割れ、さびなど外観が良くありませんが、味に対しての影響は全くありません。見た目さえ気にしなければ、味の良いりんごを安価で購入できるのはむしろ魅力的です。
 それらは農家の方々が丹精込めて育てたりんごです。りんごが美味しいこの季節、是非とも毎日食べてみて下さい♪

 

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