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りんご箱の里帰り

りんごの木箱って、見たことありますか?

りんごを収穫して出荷する際には木箱に入っていますが、このりんごの木箱はとても丈夫です。主に農作業など畑で重宝されますが、その丈夫さから、使われなくなったりんご箱は収納箱としても使われることもあるのだとか。木のぬくもりや素朴さが感じられて、インテリアとしても注目されています。

りんご産地・青森からは遠く愛知から、50年のときを経て里帰りしたりんごの木箱があります。地元紙にも大きく報じられ、新聞で知った方も多いのではないでしょうか。この木箱の里帰り先は、りんごの青森県つがる市にある丹代青果さん。りんごの移出業を生業としているこちらで、創業当時に使われていた木箱なんです。

 (東奥日報 11月18日付)

   

 

今回愛知から里帰りしたこの木箱もカラーボックスや衣装ケースのように収納として使用されていたそうです。傷みはあまり無く、大切に大切に使われていたことが伺えます。つくりがしっかりしており、まだまだ現役、といった感じです。

 
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木箱に貼られたステッカー。デリシャスとおぼしきりんごと、弘前城が描かれている    ステッカーが貼られている逆側には「國光」の文字。他にも品質や状態を示すはんこが押されているが50年以上たった今でも変わらず鮮やか

 

この木箱が現役だった時代は、現在の主力品種「ふじ」がまだ誕生しておらず、ステッカーに描かれているようなデリシャスや国光が多く生産されていました。

 
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 ゴールデンデリシャスと比較。りんごの上下がゴツゴツしていて特徴的。


この木箱が実際に使われていた50年前は、今のように冷蔵技術が発達しておらず、また貨物運送が一般的だったそうです。

りんごには湿度と温度が大切。そこで湿度と温度を保つために、当時はりんごの間に緩衝材としておがくずや米ぬかを入れ、一番上に氷を入れていた、との事。
シャワー効果でりんごが冷やされ、緩衝材代わりのおがくずや米ぬかが溶けた水分を吸うことで湿度を保つことができるのだそう。
手間隙を惜しまず、より良い状態のおいしいりんごをたくさんの人に味わってもらいたい。そんな思いだったのでしょうか。
そうして大切に輸送したりんごは、大阪などで飛ぶように売れたそうです。

 

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今ではあまり見かけなくなったデリシャスですが、丹代青果さんではりんごジュースにブレンドしているそうです。

 
   
丹代青果さんのりんごジュース「まるっこまんま」。パッケージには渋谷伯龍さんの津軽弁川柳があり、よみがなや意味の解説書つき。

 

パッケージに津軽弁を使ったユニークなりんごジュース。他にも、「りんごを贈る」のではなく「便りを送る」というコンセプトの贈答用「お便りりんご」など、バラエティに富んだものがありました。


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丹代青果さんでは、この木箱を創業当時の貴重な資料として大切に保管されています。

これからも、全国各地や海外へと出荷される自慢のりんごたちを見守っていてくれることでしょう。

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丹代青果株式会社
青森県つがる市森田町床舞緑野81番地
TEL:0173-26-3158
http://tandai.shop-pro.jp/

 

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