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りんご栽培には必要不可欠 薬剤散布

今回は薬剤散布の様子をご紹介します。

薬剤散布は病害虫からりんごを守るために行います。農薬は厳しく定められた使用基準を守り、飛散防止のように周辺環境にも配慮しながら使用しています。

 

スピードスプレーヤーという散布用の機械を使って、年に数回殺虫剤や殺菌剤を散布します。りんご園の中でも目立つようにほとんどが赤い色で、効率よくかつムラなく散布することができる優れものです。

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スピードスプレーヤーのタンクに、殺虫剤、殺菌剤、カルシウム剤などと水を一緒に入れ、樹々の間をゆっくりと走りながら薬剤散布していきます。

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 運転をする人にも薬剤がかかるため、サングラスにマスク、合羽着用ですが、お邪魔した日はとても暑い日で、薬剤補給の際には合羽を脱ぎ、合羽を水に濡らして涼を取っていました。真夏の薬剤散布は暑い中合羽着用で、熱中症に注意が必要です。

 

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最近のスプレーヤーはキャビン付きでエアコン完備(右写真)。まだまだ高額ですが導入もどんどん進んでいるようで、これだと真夏の薬剤散布も快適に行えますね。

 

 

 

 

「りんごって農薬を使っているの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、りんご栽培には農薬は不可欠で、農薬を使用しない場合病気にかかったり害虫が大量発生するなど、普段私たちが食べているりんごが採れなくなります。生産者さんは皆一人一人使用基準を守って使用しており、安全が確認されたりんごしか販売することができないことになっているので、安心して食べることができるんですよ。

 

農薬についてもう少し詳しく下記にまとめましたので、こちらもお読みいただければと思います。

 

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農薬について

農薬を使用しないでりんごを栽培できたら、生産者にとっても消費者にとっても良いことです。しかしりんごの樹はとてもデリケートなので、農薬を使わなければりんごの樹は病気にかかったり、葉は害虫に食べられるなどの被害を受け、樹が枯れてしまいます。

りんごの果実にも病気がついたり、害虫が入ったりし、食べられなくなります。また、農薬を使用しないでりんごを栽培した場合、売り物になるものは3%程度になることがわかっています。
りんご栽培には農薬は不可欠であると言えるでしょう。

でも…本当に農薬は安全なのでしょうか。

農薬は、登録に際して毒性評価を行い、人畜などへの害がない量的な範囲を作物残留などの基準として定め、この基準を超えないように使用方法が決められています。これにより、使用方法を遵守し、安全が確保された作物しか販売することはできません。よって消費者の皆様の元へ届くりんごは安全ですので、安心してお召し上がりいただくことができます。

 詳しくは、こちら

さらに、農薬を適正に使用しているかチェックしたり、りんごを消費者まで安全に届けるための取り組みとして、トレーサビリティが導入されています。

 トレーサビリティについて詳しくは、こちら

 青森りんごTS導入協議会について詳しくは、こちら

 

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