りんごパラダイス vol.10『りんご「スイートメロディー」を食べてみました』

投稿者: | 2023年9月30日

りんご「スイートメロディー」を食べてみました

スイートメロディー」(弘前市相馬地区産)

いかにもサンリオのキャラクターでいそうな名前で、糖度が高そうだなと思いました。

果点という、皮の点々模様が、なんとなく「つがる」に似ているなーと思って調べたら、種子親「千秋」 × 花粉親「つがる」みたいです。
似ているのは、「つがる」から生まれたからだと妙に納得しました。

味は、(偶然かもしれませんが)生のサツマイモをかじったときのような、デンプンの香りがしました。
「印度」に似た風味もしました。
シャキシャキと歯ざわりがよく、適度な酸味と強い甘味がありました。
個人的には、年に1回食べればいいかなという感想で、リピートはしないと思います。

黄色い「スイートメロディー」を食べたら、味がぼやけてボソボソ、モサモサしていました。
熟れ過ぎが原因だと思います。
りんご大学のHPで、果皮色は黄緑と紹介させていたことからも、食べ頃を逃してしまったのでしょう。

後日、同じく相馬地区の農家さんから「スイートメロディー」をお裾分けしてもらいました。
味もはっきりとしていたし、パキッという歯ざわりで美味しかったです。

産地あるあるかもしれませんが、お裾分けの量がえげつない。嬉しい悲鳴です。

思ったのは、同じ産地、同じ品種だとしても、生産者によって味が違うということ。
手入れをする生産者の技能によって、りんごそのものの味が変わるという、当たり前のことに気づかされました。

もしかしたら、「〇〇産だから美味しい」「〇〇という品種だから美味しい」という考えは甘く、「〇〇さんが作ったりんごは美味しい」という考えが正しいのかもしれません。

生産者による味の違いを感じる、という新たな楽しみ方を発見しました。
りんごって奥深いですね。


【穗坂修基(ほさかもとき)】

弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。

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