りんごか、りんご以外か
現代ホスト界の帝王と呼ばれるローランドさんの名言
「世の中には2種類の人間しかいない。 俺か、俺以外か」
自身の唯一無二さを表現する言葉だと思いますが、
弘前においてはりんごもローランドさん並みの地位があるんです。
まさに、
「りんごか、りんご以外か」
青森県立弘前実業高等学校藤崎校舎(現:ふじ原木公園)にある案内図を見ると、りんごは品種ごとに細かく書かれているのに、梨、柿、梅、桃、杏などの果物は「一般果樹」と一括りにされています。
弘前で生活していると日常的に「一般果樹」という言葉を聞きます。
人によっては「雑果樹」と呼んでいます。
ご存知の通り、青森県のりんごの生産量は全国1位で、弘前市は県内シェアナンバーワン。
弘前市のりんご生産量は長野県のよりも多いです。
梨や柿、桃は、主力商品りんごのおまけで作るもの、園地の端っこに植えておくものだという意識が「一般果樹」「雑果樹」という言葉を産んだのだと推測します。
市内で栽培されている「一般果樹」の種類の豊富さに驚かされます。
大袈裟に言うと、バナナとパイナップル、柑橘類以外は全部あるんじゃないかと思います。
しかも安くて美味しい。
温暖化の影響で果物の産地が変わりつつある現在、弘前のりんご一強時代に待ったをかける果物が「一般果樹」の中から出てくるのを期待します。
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【穗坂修基(ほさかもとき)】
弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。
りんご大学はりんごに関する色々なことを楽しく学ぶことができるバーチャル大学です。
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