りんごパラダイス vol.63『りんごか、りんご以外か』

投稿者: | 2023年12月7日

りんごか、りんご以外か

現代ホスト界の帝王と呼ばれるローランドさんの名言
「世の中には2種類の人間しかいない。 俺か、俺以外か
自身の唯一無二さを表現する言葉だと思いますが、
弘前においてはりんごもローランドさん並みの地位があるんです。
まさに、
「りんごか、りんご以外か」


青森県立弘前実業高等学校藤崎校舎(現:ふじ原木公園)にある案内図を見ると、りんごは品種ごとに細かく書かれているのに、梨、柿、梅、桃、杏などの果物は「一般果樹」と一括りにされています。

消えかかっています…
拡大すると…

弘前で生活していると日常的に「一般果樹」という言葉を聞きます。
人によっては「雑果樹」と呼んでいます。
ご存知の通り、青森県のりんごの生産量は全国1位で、弘前市は県内シェアナンバーワン。
弘前市のりんご生産量は長野県のよりも多いです。

梨や柿、桃は、主力商品りんごのおまけで作るもの、園地の端っこに植えておくものだという意識が「一般果樹」「雑果樹」という言葉を産んだのだと推測します。

市内で栽培されている「一般果樹」の種類の豊富さに驚かされます。
大袈裟に言うと、バナナとパイナップル、柑橘類以外は全部あるんじゃないかと思います。
しかも安くて美味しい。

温暖化の影響で果物の産地が変わりつつある現在、弘前のりんご一強時代に待ったをかける果物が「一般果樹」の中から出てくるのを期待します。

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【穗坂修基(ほさかもとき)】

弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。

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