青森県内の物産施設や道の駅などで、
試飲できるカネショウのりんご酢。
美味しいと評判で、
試飲コーナーのりんご酢ドリンクが
売り切れることもしばしば。
そんなカネショウ りんご酢の
美味しさの理由をおうかがいしました。
カネショウのりんご酢は、
むせかえるほどの強い酸味は無く、
まろやかで優しいお味。
水や牛乳、ウイスキーで割ったり、
お料理に使うなど、
色々と美味しくいただけます。
その美味しさの理由は、
カネショウ独自のこだわり製法にあります。
採れたての津軽の完熟りんごを使い、
りんごを丸ごとすりおろし、アルコール発酵させる
「すりおろし醸造」というめずらしい製法です。
「ふじ」「王林」「ジョナゴールド」「紅玉」「世界一」の品種で、
りんごの木から落ちていない加工用りんごを使用しています。
色々なりんごをブレンドした方が、味が安定するのだそうです。
地元産にこだわり、アルコール発酵で使うのは、
白神山地から採取した「弘前大学白神酵母※1」。
※1:弘前大学と一緒に研究開発を進め、
何十種類もある“白神酵母”の中から、
創業当時の味に近いものを探したそうです。
さらに、発酵したりんごの酒※2もろみを丁寧にしぼり、
低温熟成・発酵し、りんご酢の出来上がり。
※2:甘みがほぼ無い状態のりんご酒。
人気商品の「ハチミツ入りりんご酢」は、
最終工程でハチミツを加えます。
この出来上がったりんご酢を、
オーク木樽でじっくり3カ月以上熟成させると、
酸味の角がやわらかくなり、
まろやかでコクのある味わいとなります。
取締役副社長兼工場長の櫛引英揮氏
多くのりんご酢は、りんご果汁を原料に醸造し、
約10日ほどで製造を終えてしまうのに対して、
カネショウのりんご酢は、半年以上もの間、
できるだけの手間ひまをかけて、作られているのです。
創業100年を超えるカネショウは、
長年に渡り、味噌・醤油を醸造してきました。
その培われた醸造技術を活かし、今から40年ほど前、
津軽のりんごを丸ごと使用したりんご酢の製造・販売を開始。
今では売り上げの7割近くを、
りんご酢関連の商品がしめているそうです。
人気の「りんご酢」商品の一部
そんなカネショウのりんご酢は、
毎日飲み続けられる美味しくてやさしいお味。
一般的に、醸造酢は「毎日大さじ1杯」
飲めば良いとされています。
毎日続けるなら、普通のお酢よりも
香りも味もまろやかな
りんご酢がおススメですよ。
ご自宅で飲むときは、
水や牛乳で「6~8倍」に薄めると
ほどよい塩梅でいただけます。
現在、カネショウでは、
白神の酢酸菌を使ったりんご酢を研究中。
新商品の完成も、
待ち遠しいですね。
(2020/4/27 取材当時)
- カネショウ株式会社ホームページ:https://www.ringosu.com/
- 人気の「ハチミツ入りりんご酢」のご購入はこちら:https://www.ringosu.com/shop/products/detail.php?product_id=48


