先日ご紹介したりんごの高密植栽培に取り組んでいる、青森市浪岡の田中さんの園地を再び訪れ、「仕上げ摘果」の作業を見学してきました。
※前回の記事は、こちら
一直線に並んだりんごの木を挟むように、2人が向かい合って作業をしていました。
木の両側から同時進行で作業することにより、スムーズで効率よく摘果することができます。
枝が込み入っていないためはしごもかけやすく、移動もスムーズでとても作業がしやすそうです。
木の上と下とで完全に作業分担をしており、上の方ははしごを使い、下の方は時折コンテナに腰掛けながら作業をしており、とても効率的な作業風景です。
取り除いた実は通常地面に落としてそのままにしておくのですが、こちらの園地では高齢のお母様も作業されているので、足をとられて転ぶことのないよう、地面に落とさずに集めておき、まとめて処分しているそうです。
そのおかげで手入れの行き届いたきれいな畑を保っています。
普通(丸葉)栽培やわい化栽培に比べて、作業エリアが一目でわかり作業動線も単純で効率的だということがよくわかります。前回の訪問時にお聞きした「作業をマニュアル化できる」というのもうなずけました。
今後も高密植栽培ならではの作業などをご紹介していきたいと思います。


