版画家・作山畯治さんのりんごのリトグラフ♪ ~2018~

投稿者: | 2018年9月25日

現在、弘前市にあります玉雲堂ギャラリーにて、ニューヨークを拠点に活動する版画家・作山畯治さんのリトグラフ展を(今月30日まで)開催しています。

30数年にわたり創作活動を続ける作山さんは、「人間による最高の芸術品は都市建築、自然による最高の芸術品はフルーツ」をテーマに、リトグラフ(平版画)で表現されてきました。

リトグラフは他の版画と違い、彫ったりせずに、薬品で石やアルミの性質を変えて、インクがのる場所をつくり、そこにインクをもり印刷をします。また、クレヨンや筆、鉛筆のタッチを表現しやすく、色の発色も美しいのが特徴です。

印刷をする過程で大きな機械を使いプレスをするのですが、力が出なくて機械を動かせない時などは、日本の版画用のバレンを使い印刷工程を行ったりもするそうです。

作山さんは、何故りんごをモチーフにされているのでしょう。

それは、現在住んでいるニューヨークの愛称が「ビックアップル」であること、またニューヨークもりんごの産地であり、りんご自体がフルーツの王様であることなどもありますが、りんごを見ていると色々とアイディアが浮かんでくるそうです。

りんごの外側をどうするかと考え、次はりんごを割ってみて考える。表面的なものや内面的なもの、一般的なものや教会、雰囲気、環境など考えるとアイディアが沢山浮かんでくるそうで、現在は弘前の空とりんごについて考えているとのことでした。

もちろん、スケッチ等の後は、りんごを美味しく食べていますとのこと。お住まいのブルックリンでは、主にニューヨーク産のふじが売られているそうですが、1個200円ほどするそうでお高めですね。

今回、自分的に気になった作品は、「波の中の赤いりんご」と「弘前城の月」です。いつか1作品手元に欲しいものです。

現在78歳の作山さんのリトグラフ。普段はニューヨークにいらっしゃるとのことで、この機会に作品をぜひ間近でご覧ください。

食べて良し、観て良しのりんごですが、たまにはアートで触れるのも良いですね♪

【アクセス】

銘茶の玉雲堂 http://gyokuundou.com/

※玉雲堂さんのお店の奥にギャラリーがございます。入場無料。9月30日(日)まで開催。

地図はこちら → 銘茶の玉雲堂マップ

りんごライン   りんご大学リンクバナーりんご大学はりんごに関する色々なことを楽しく学ぶことができるバーチャル大学です。 ⇒ りんご大学ホームページはこちらです。

  りんご大学メールマガジン「りんご大学だより」は、りんごの魅力やりんごの最新情報などを週1回お届けするメールマガジンです。ご登録は無料です。あなたもりんごのある美味しい生活をはじめてみませんか? ⇒ 配信ご希望の方は、こちらへ