現在「サンふじ」の収穫が盛んに行われておりますが、「今年のりんごは甘い」との声が、ここ最近あちこちから聞こえてきます。
実際に食べてみても、確かに甘いと感じます。
「サンふじ」に限らず、ちょっと酸味のある「陸奥」や「ジョナゴールド」なども、いつもの年よりも、あまり酸っぱく感じない気がしておりました。
感覚的にはいつもより甘いと感じますが、実際のところ数値はどうなのでしょうか。
青森県産業技術センターりんご研究所で発表している「ふじ」の熟度調査結果によると、糖度が平年、前年よりも上回っており、数値で見ても今年のりんごは甘いということがわかりました。
では、なぜ今年のりんごは甘いのか、青森県産業技術センターりんご研究所 品種開発部の方に聞いてみました。
「今年は雨が少なかったことが1番の原因ではないでしょうか。雨が多いと水分が多くなりますが、少ないと凝縮されるようなかたちで甘くなるのです。」
確かに今年の春先から7月頃までは気温が高く、雨はあまり降りませんでした。
雨が少なかったことで小ぶりになると思われましたが、その後の生育は順調、大きさもまずまずで、甘く美味しいりんごになったようです。
今年のりんごは、いつもの年より甘くて美味しい!
ぜひ皆さん、たくさん食べてくださいね♪


