カネショウ「りんご酢」のこだわり製法

投稿者: | 2020年5月21日

青森県内の物産施設や道の駅などで、
試飲できるカネショウのりんご酢。

美味しいと評判で、
試飲コーナーのりんご酢ドリンクが
売り切れることもしばしば。

そんなカネショウ りんご酢の
美味しさの理由をおうかがいしました。

 

 

カネショウのりんご酢は、
むせかえるほどの強い酸味は無く、
まろやかで優しいお味。

水や牛乳、ウイスキーで割ったり、
お料理に使うなど、
色々と美味しくいただけます。

その美味しさの理由は、
カネショウ独自のこだわり製法にあります。

採れたての津軽の完熟りんごを使い、
りんごを丸ごとすりおろし、アルコール発酵させる
「すりおろし醸造」というめずらしい製法です。

「ふじ」「王林」「ジョナゴールド」「紅玉」「世界一」の品種で、
りんごの木から落ちていない加工用りんごを使用しています。
色々なりんごをブレンドした方が、味が安定するのだそうです。

 

地元産にこだわり、アルコール発酵で使うのは、
白神山地から採取した「弘前大学白神酵母※1」。

※1:弘前大学と一緒に研究開発を進め、
何十種類もある“白神酵母”の中から、
創業当時の味に近いものを探したそうです。

さらに、発酵したりんごの酒※2もろみを丁寧にしぼり、
低温熟成・発酵し、りんご酢の出来上がり。

※2:甘みがほぼ無い状態のりんご酒。
人気商品の「ハチミツ入りりんご酢」は、
最終工程でハチミツを加えます

この出来上がったりんご酢を、
オーク木樽でじっくり3カ月以上熟成させると、
酸味の角がやわらかくなり、
まろやかでコクのある味わいとなります。

 

取締役副社長兼工場長の櫛引英揮氏

 

多くのりんご酢は、りんご果汁を原料に醸造し、
約10日ほどで製造を終えてしまうのに対して、
カネショウのりんご酢は、半年以上もの間、
できるだけの手間ひまをかけて、作られているのです。

 

創業100年を超えるカネショウは、
長年に渡り、味噌・醤油を醸造してきました。

その培われた醸造技術を活かし、今から40年ほど前、
津軽のりんごを丸ごと使用したりんご酢の製造・販売を開始。

今では売り上げの7割近くを、
りんご酢関連の商品がしめているそうです。

 

人気の「りんご酢」商品の一部

 

そんなカネショウのりんご酢は、
毎日飲み続けられる美味しくてやさしいお味。

一般的に、醸造酢は「毎日大さじ1杯」
飲めば良いとされています。

毎日続けるなら、普通のお酢よりも
香りも味もまろやかな
りんご酢がおススメですよ。

ご自宅で飲むときは、
水や牛乳で「6~8倍」に薄めると
ほどよい塩梅でいただけます。

 

現在、カネショウでは、
白神の酢酸菌を使ったりんご酢を研究中。
新商品の完成も、
待ち遠しいですね。

(2020/4/27 取材当時)

 

 

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