2024年も残すところあとわずかとなりました。
りんご大学では、今年も様々な情報をお伝えしてきましたが、今年一年の締めくくりとして、2024年産青森りんごについて振り返ってみたいと思います。

今年も春先から天候の影響を受ける1年となりました。

昨年の猛暑の影響から小さい花芽の多い園地や、開花量が少ない園地も一部地域で見られました。
また、満開期の低温やマメコバチの活動低下の影響でカラマツ(不受精)被害にあった園地もありました。
そのため、中心花ではなく側花対応で着果量を確保したことから、大きさにバラツキがでました。

今年は秋になっても気温が高く、朝晩の気温差が小さかったことから着色が進まず、贈答用の上級品は少なかったようです。
ただし、果実品質としては糖度が高くツル割れは少なく、とても美味しいりんごになりました。

28日(土)には今年最後のりんごの競売「りんご止市」が行われ、いつものように競り人の威勢のいい掛け声が響き渡り、2024年の競りを締めくくりました。


2024年産のりんごはすべて収穫を終え、生産者の皆さんは一息ついているところですが、貯蔵性の高い有袋栽培のりんごは冷蔵保存され、来年の夏頃まで新鮮なものが食べられます。
2025年も美味しい青森りんごが皆様のお手元に届きますように。
2025年もりんご大学をどうぞよろしくお願いいたします。
2024.12.29 りんご大学スタッフ一同



