
りんご「ハックナイン」を食べてみました

「ハックナイン」(弘前市相馬地区産)
なんとも歪な形をしているなぁというのが第一印象です。
名前の響きからは、どこか架空の諜報機関を連想されられます。
要は、りんごっぽくないネーミングだと感じています。

種子親「ふじ」 × 花粉親「つがる」を掛け合わせて生まれた、北海道産りんご品種の第一号のようです。
「ふじ」×「つがる」の掛け合わせは「シナノスイート」も同じのため兄弟に当たりますが、「ハックナイン」の方が先に品種登録されているので兄になります。
りんごっぽくない「ハックナイン」という名前は、
系統番号HAC-9(Hokkaidou Apple Clone 9)の英語読みの響きが良いということで、そのまま付けられたそう。

果汁の量がとても多く、ジューシー度でいうと星5つをあげたくなるほどです。
甘味と酸味のバランスがよく、とても美味しいりんごです。
強いていうなら、香りの中に、ほんの僅かにですが青さを感じました。
咀嚼後の残り香に、若干青臭さがあるように思います。
「シナノスイート」との兄弟対決は、個人的には弟の「シナノスイート」の勝利です。

余談ですが、
高校からの友人に「ハックナイン」を送ったところ、酸味があって美味しいと言ってくれました。
弘前、特に自分の住む相馬地区のりんごを食べ、美味しいと言ってくれるとうれしいです。
【穗坂修基(ほさかもとき)】
弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。


