りんごパラダイス vol.40『りんご「千雪」を食べてみました』

投稿者: | 2023年11月18日

りんご「千雪」を食べてみました

千雪」(弘前市相馬地区産)

近年、青森県で登録された品種の中では、見た目と名前の観点で一番好きなりんごです。

濃紫紅色の果皮とさび状の果点が非常に美しいです。
タオルで磨くと艶が出て惚れ惚れします。

種子親「金星」 × 花粉親「マヘ7」から生まれた品種で、
マイルドな酸味と強めの甘味のバランスがよく、食味良好です。
硬めのシャキシャキ感があり、歯触りもいいです。
口に入れた瞬間、洋梨のルレクチェに近い独特な香りがしました。

このりんごの最大の特徴は、果肉が茶色く変色しにくいことです。
果肉が変色しにくいため、そのまま食べるだけでなく、生絞りでジュースやスムージー、すり下ろして離乳食や介護食、サラダ、お弁当、デザート作りへと、幅広く利用できます。

生食でも美味しいのに、「紅玉」のようなクッキングアップルのような用途としても使用できるオールマイティさが売りでしょう。

切ってから30分経っても、ほとんど変色していませんでした。(参考:上写真)
ポリフェノールの量が少なく、ポリフェノール酸化酵素という褐変酵素の活性がほとんどないってことです。
本当にすごい。

見た目の良さと用途の多様性から、首都圏のスーパーで普通に並ぶポテンシャルがあると思います。
頑張れ、「千雪」!!


【穗坂修基(ほさかもとき)】

弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。

りんごライン   りんご大学リンクバナーりんご大学はりんごに関する色々なことを楽しく学ぶことができるバーチャル大学です。 ⇒ りんご大学ホームページはこちらです。

  りんご大学メールマガジン「りんご大学だより」は、りんごの魅力やりんごの最新情報などを週1回お届けするメールマガジンです。ご登録は無料です。あなたもりんごのある美味しい生活をはじめてみませんか? ⇒ 配信ご希望の方は、こちらへ