今回ご紹介するりんごの高密植栽培の農作業は、「吊り上げ」です。
高密植栽培では「下垂誘引」を行って枝を下向きにしていますが、りんごの重みでさらに枝が下がると負担がかかります。そこで麻ひもを使って枝を吊り上げ、固定するのです。
下垂誘引については、こちら
「吊り上げ」は枝への負担軽減の他、さまざまなメリットがあるそうです。
・吊り上げることで風通しがよくなり、薬剤もまんべんなく散布することができる。
⇒薬剤散布の重要性については、こちら
・日当たりが良くなり葉取りをしなくても色がつきやすくなる
・吊り上げたことである程度枝が固定され、強い風にも耐えられ傷もつきにくくなる。
・吊り上げ作業をすることで、樹の状態を確認でき仕上げ摘果を並行して行える。
以上のようなメリットがあり、重要な作業であると言えます。
ほとんどはトレリス(樹を支える支柱)とトレリスの間に張るワイヤーから吊り上げていますが、中には枝と枝を引っ張るようにしたやり方もあります。
この「吊り上げ」は、普通(丸葉)栽培やわい化栽培での「支柱入れ」にあたる作業で、メリットの面でも同じ部分がありますが、枝を下から支える支柱入れと、上から持ち上げる吊り上げと大きな違いがあります。
支柱入れについては、こちら
いずれにしても、美味しいりんごを育てるための大事な作業の一つなんですね。
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