りんごまるごと保存のベストな方法は?

投稿者: | 2019年3月19日

りんごをたくさん購入したり頂いたりすると、一度に食べきれないので長期保存することになりますよね。なるべく新鮮さを保ったまま保存するには、どんな方法がベストでしょうか。

りんご大学では、以前りんごをまるごと保存する方法について検証しています。

検証内容は、りんごを5種類の方法(「(1)裸」「(2)新聞紙」「(3)ラップ」「(4)ジップロック」「(5)ポリ袋」)で、それぞれ常温と冷蔵庫(野菜室)で保存し、どの保存状態のものがよりフレッシュな状態で食べられるか、というものです。

 

検証結果

保存方法としては、「ラップ」と「ジップロック」は密閉しすぎるためか水滴が付き、常温保存、冷蔵庫保存共にカビが発生したため長期保存には適さず、「新聞紙」か「ポリ袋」がよいことがわかりました。

保存場所としては、常温保存の場合、1ヶ月目では硬さや色に変化は見られませんが、味と食感が多少低下しました。2か月目では色の変化はありませんが、全体的に柔らかく、味や食感もだいぶ低下していました。

冷蔵庫(野菜室)保存の場合は、1ヶ月目では全体的に変化はなく、シャキシャキと美味しいままでした。2か月目では味や食感がやや低下したものの、まだまだ十分美味しくいただけました。

 

まとめると、1ヶ月くらいであれば常温保存でも美味しくいただけますが、それ以上となると冷蔵庫に入れた方が新鮮さは保たれ、裸のまま入れておくよりも「新聞紙」か「ポリ袋」に入れて保存した方がよいことがわかりました。

詳しい検証内容は、こちら

 

りんごは収穫した後も呼吸をし、水分を発散しています。長く保存していると果肉成分を消耗し、水分が抜けてしまい、やわらかく食味が悪くなってしまいます。

上記検証結果からもわかるように、発散した水分を吸収させるために新聞紙でくるみ、なおかつ乾燥させないようにポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すると、新鮮さを長く保てますので、覚えておいてくださいね。

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