食べるだけじゃない?!りんごの意外な活用法①

投稿者: | 2019年6月1日

甘く瑞々しくて美味しいりんご。美味しいだけではなく栄養価も高く健康に役立つ果物としても知られています。

そんなりんごには、保存に関する意外な活用法があるのをご存知でしょうか。

ご紹介する活用法はエチレンガスに関するもので、りんごはエチレンガスの発生量が高い果物と言われています。そこでエチレンガスを上手く利用した活用法を2回に分けてご紹介いたします。
今回は①果物の追熟についてです。

 

果物の追熟
エチレンガスは、野菜や果物が成長する過程で出す植物ホルモンの一種で、果実の成熟や老化に作用するため、成熟ホルモンや老化ホルモンとも呼ばれています。
つまり、未熟なものに対しては熟成を助け、成熟したものに対しては老化を早めてしまうのです。

りんごはエチレンガスの発生量が多いので、一緒にしておくと他の果物や野菜の老化を助けてしまいます。特に葉物野菜などと一緒にして冷蔵庫に入れると傷みやすくなるといいますので、りんごを冷蔵庫に入れる際は、ポリ袋に入れ密閉して入れます。

しかし、そのエチレンガスを上手く利用することで、良い効果をもたらすそうです。

それが、果物の追熟です。

まだ青いバナナや、かたいキウイフルーツなどと一緒にポリ袋に入れておくと、りんごから発生するエチレンガスの効果により、熟成が進みより早く食べられるようになるそうです。

(参照:農研機構 食品研究部門 食糧56号)

 

ただし、りんご自体も追熟するそうですので、りんごも早めに頂きましょう。

 

エチレンガスは果物や野菜の成長にとって必要なものですが、良くも悪くも影響しますので、上手く活用して、りんごも、他の果物や野菜も美味しく頂きたいですね。

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