初めて高密植栽培に取り組む生産者さんに密着し、作業内容や生育状況などをお伝えしていきます。
前回はトレリスの設置と苗木の定植をご紹介しましたが、今回は植えた苗木の花が咲きましたのでご紹介いたします。
前回の記事は、こちら
苗木の定植からおよそ1ヶ月が経ち、園地を訪れてみるとりんごの花が咲いていました。
すぐ隣にあるわい化栽培のりんごの木は、5月初旬には花が咲き、現在は摘果作業をしているのですが、植えたばかりの苗木は今ようやく開花を迎えました。
花の大きさは、やはりまだ4月に植えたばかりの苗木だからか、成木のものより小さく感じます。
開花状況は苗木によってばらつきがあり、たくさん咲いている木もあれば、ようやく花芽が出てきたばかりのものもあり様々です。
せっかく咲いた花ですが、定植1年目の今年は自然落花する前に摘み取ってしまいます。
理由は、授粉用の他の花がすでに咲き終わっていることで結実に至らないこと。また、来年の樹勢を整え、枝の成長を促すことの2点が挙げられます。
これからの作業としては、伸びてきた枝の下垂誘引とかん水ですが、それはまた次回ご紹介いたします。


