冬の晴れ間に高密植栽培の園地を訪れてみました。
昨年の11月に初めての収穫をした、定植2年目の園地です。
今の時期は、普通・わい化栽培の園地では剪定作業が行われているのですが、高密植栽培では冬場の剪定が必要なく、時々見回りに訪れる程度だそうです。

約45cmの積雪があり下枝も雪に埋まっていますが、高密植栽培の特徴である、枝を下垂誘引していることにより、雪による枝折れ等はほとんどないといいます。

気をつけなければならないのは野ネズミによる食害ですが、プロテクターを使用したり、降雪前に忌避剤を散布するなどの対策をしています。
ここ津軽地方は、まだまだこれから雪が降ったり冷え込む日もありますが、この冬場にほとんど手をかける必要がないことは、生産者さんにとってメリットですね。

昨年の11月に初収穫をしたこれらのりんご樹は、枝だけの寂しそうな感じに見えますが、よく見ると花芽と思われる芽も確認でき、雪と寒さに耐えながら春を待っています。
今年の秋には、3年目の収穫となりますので、昨年よりも更に美味しいりんごが実ることを期待したいですね。


