皆さんは、「農薬」と聞いてどんな印象を受けるでしょうか。
昨今では農薬を避け、「無農薬」や「減農薬」といった農薬を使用しないようにして作物をつくる動きがありますが、農薬にはとても大事な役割があるんです。
農薬には、大きく3つの役割があります。
●りんごの木を守る
●りんごの実を守る
●りんご園の地域を守る
この3つです。
りんごの木はとてもデリケートで病気に弱く、農薬散布をしないと病気にかかったり、害虫に食べられてしまったりなどの被害を受けてしまいます。葉や実を食べられてしまったり、樹が枯れてしまったりと、大打撃を受けてしまいます。
また、農薬散布をしなかった結果、農薬を使わなかったりんご園の周りのりんご園が被害を被る場合もあります。
このように、りんご栽培にとって農薬は欠かせないものなのです。
<農薬は安全なの?>
農薬は、登録に際して毒性評価を行い、人体などへの害がない量的な範囲を作物残留などの基準として定め、この基準を超えないように使用方法が決められています。これにより使用方法を遵守し、安全が確保された作物しか販売することはできません。
<農薬使用のチェック体制について>
農薬を適正に使用しているかをチェックしたり、りんごを消費者まで安全に届けるための取り組みとして、「トレーサビリティ」が導入されています。
トレーサビリティとは、スーパーなどに並んでいる食品が『いつ』『どこで』『どのように』生産・流通されたかについて把握できる仕組みのことです。青森りんごTS導入協議会では、りんごのトレーサビリティを導入し、安心安全なりんごを消費者にお届けできるよう努めています。
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