懐かしい!でもまぼろしのりんご「印度」「国光」

投稿者: | 2021年11月13日

印度(いんど)国光(こっこう)というりんごをご存知でしょうか。

今では生産量が減少してしまい、まぼろしのりんごと言っても過言ではないほど希少品種となってしまいましたが、かつては青森県のりんご産業を支えた主力品種でした。

本日、弘果弘前中央青果㈱でわずかながら「印度」と「国光」の競売が行われましたので、これら品種をご紹介したいと思います。

印度(いんど)

明治初期に青森県弘前市で生まれた、日本最初の品種です。
当時のりんごは酸味が強いものが多かったのに対し、「印度」は甘味があり酸味はほとんどありません。

 貯蔵性に優れ、収穫直後よりも貯蔵しているうちに甘みが強くなっていきます。

戦後は贈答用の高級りんごとして扱われていたそうです。


国光(こっこう)

明治時代に青森県を支えた主力7品種のうちの一つです。
かたくシャキシャキとした歯触りと酸味が特徴です。

収穫期が11月で、収穫前に降雪が見られることがあるため、青森県では別名「雪の下(ゆきのした)」と呼ばれていました。

 日本の風土、特に青森県の風土に適していたため、「紅玉」と共に基幹品種として、100年間にわたってりんご産業を支えてきた品種です。

どちらも生産量が少なくなってしまったため、スーパーなどでは販売されていないかもしれません。青森県内の道の駅などでたまに見かける程度です。

60代以上の方には懐かしいりんごでも、40~50代では名前は知っているが食べたことがない、という方も多いと思います。

もし手に入れる事ができたら、昔ながらのりんごの味を堪能してみてくださいね。

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