りんごパラダイス vol.46『りんご「陸奥」を食べてみました』

投稿者: | 2023年11月24日

りんご「陸奥」を食べてみました

陸奥(むつ)」(弘前市相馬地区産)

茨城に住む親戚に会いに行くとき、必ずと言っていいほど立ち寄る八百屋のショーケースに1個300円で売っていて、
「あれはお金持ちが食べるりんごなんだ」と思っていた小学生時代を思い出します。

「陸奥」と「サン陸奥」は同じ品種。栽培方法が違うだけ。
種子親「ゴールデンデリシャス」 × 花粉親「印度」から生まれた品種で、かなり大きなりんごです。大きいものだと1kgを超えるのだそう。

甘さも酸味も割と抑えめな感じで、素朴な味でした。
果肉は硬く、「印度」のような香りもしました。
なんと言っても大きいりんごなので食べ応えがありました。

学生のころ、東欧を旅しているときによく食べた「Crispin」というりんごに似てるなーと思い出し、ふと調べてみると、「陸奥」=「Crispin」だと判明。
味をトリガーとして、思い出したこと自体に一番驚きましたが、
見た目が違うのに同じだったことにもビックリしました。

コソボ共和国の古都プリズレンの宿にて。奥2つが「Crispin」

イギリスなんかでは非常に有名な品種で、品評会では「King of apples」と呼ばれるほどだそう。
日本では、絵入りりんごの代表で高級品種として扱われますが、欧州では割と廉価で一般的な品種でした。

余談です。
写真を探しているときに気づいたのですが、
プリズレンの景色って、市街地の奥に山がある感じがどこか弘前に似ていませんか?

プリズレンのお城から撮った写真。奥の山が岩木山っぽい。

【穗坂修基(ほさかもとき)】

弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。

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