りんごパラダイス vol.47『りんご「サン陸奥」を食べてみました』

投稿者: | 2023年11月24日

りんご「サン陸奥」を食べてみました

サン陸奥」(弘前市相馬地区産)

「陸奥」と「サン陸奥」は同じ品種で、栽培方法が違うだけなのですが、見た目が違うのでそれぞれ感想を書いています。

栽培方法の違いとは、要は袋をかけるかかけないかの違いです。
袋をまったくかけず、最初から十分に光を当てて葉緑体を十分に発達させたのが緑色の「サン陸奥」で、
二重袋または三重袋をかぶせて遮光し、葉緑素もカロテンもない、白い果実をつくり、収穫の30日程前に除袋して強い直射日光にさらすと赤い色素を合成させたのが「陸奥」になります。

うまく袋がかけられていなかったり、強い直射日光にさらされなかったりするとモナコやインドネシア国旗のような「陸奥」が出来上がります。
これはこれで、かなり好きです。可愛い。

味は「サン陸奥」の方が美味しいと思います。
甘味と酸味が程よいバランスになっていて、香りもいいです。
一言で形容すると、上品な味だと言えます。
よくわかりませんが、太陽にあたっている方が美味しいのだと思います。

マケドニアの首都スコピエ。首都の中心部にも市場があっていい街だった。

「陸奥」の方でも書きましたが、
イギリスでは非常に有名な品種で、品評会では「King of apples」と呼ばれ、「Crispin」という別名がつけられています。
「Crispin」は東欧を含めたヨーロッパの市場で普通に見られました。

余談ですが、
海外のフルーツの陳列の仕方が好きで、見ていてすっごく楽しいです。
日本でもこんなふうに並べて売ってほしいと思います。


【穗坂修基(ほさかもとき)】

弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。

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