りんごパラダイス vol.107『「りんごのフレーバーホイール」を作ってみました』

投稿者: | 2024年8月20日

「りんごのフレーバーホイール」を作ってみました

業界初となる「りんごのフレーバーホイール」を作成しました。今後、主に消費者がこのフレーバーホイールを活用することで、多様なリンゴの香りや味などを表現できるようになったり、よりおいしく楽しんだりできるようになることを期待しています。

「てか、フレーバーホイールって何?」って声が聞こえてきそうなので、説明します。

【フレーバーホイールとは】

ある食品から感じられる香りや味の特徴を表す用語を円状かつ層状に並べたもので、その食品に関わる人や愛好者、消費者が香りや味について共通認識を持ち、コミュニケーションを行うためのツールとして用いられているものです。

例えば、ワインやウィスキーなどで行われるテイスティングでは、ゼロから味を考えるのは大変なので、フレーバーホイールを参考にして、自分の主観と近い表現を探すという手法を取ります。

コーヒーなんかは味覚や舌ざわりに関する表現が豊富です。これは、多彩で詳しいフレーバーホイールがあるからなんです。

チョコレートやしょうゆ、味噌などにもフレーバーホイールがあります。

【作成した経緯】

リンゴは品種よって、その味・香り・食感などの特徴は様々ですよね。
しかし、その特徴を「このリンゴは甘い!」「酸っぱいリンゴだ!」「シャキシャキしてる~」くらいでしか表現できないことに対して、私自身もどかしさを感じていました。

そこで、ワインやコーヒーのテイスティングのときのように、「フレーバーホイール」を参考にしたいと思い、ネットで探してみても見つかりません。おそらく、リンゴのものはないのです。残念…。だけど…、

「ないなら作ってしまえ!」

弘前のリンゴの魅力を具体的に表現するための「りんごのフレーバーホイール」づくりを始めることにしました。

【作成方法】

ソムリエでもないし、科学的な手法を用いて研究することもできないので、様々な媒体を使って、リンゴの味覚に関する表現を集め、作成することにしました。主に参考にしたものは下記のとおりです。

  • リンゴ農家への取材

青森県人の表現を多く取り入れたこともあって、「ガフガフ」「イモっぽい」など津軽地方特有(?)の言葉が入っています。

【活用方法】

コミュニケーションツールとして活用してリンゴを美味しく楽しんだり、リンゴを売る人が販促POPに使ったりするなど、どう使っていただいても構いません。
ちなみに私の場合は、コラム(りんごパラダイス)を書くときに活用したいと思います。

【画像の使用について】

「りんごのフレーバーホイール」を活用してほしいので、どんどん転載してください。
ただし、転載する際はりんご大学にご一報ください。

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【穗坂修基(ほさかもとき)】

弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。

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