新規で高密植栽培に取り組む生産者さんに密着し、作業内容や生育状況などをお伝えしていきます。
前回は苗木の花が咲いたことをお伝えいたしましたが、その後花は全て摘み取ってしまいました。理由は、来年の樹勢を整え枝の成長を促す目的と、授粉用の他の花がすでに咲き終わっていることで結実に至らないからです。
前回の記事~開花~は、こちら
今回ご紹介するのは下垂誘引です。
花が摘み取られた苗木ですが、順調に生育しており、定植した頃から比べると、細いながらも枝はだいぶ伸びてきました。そこで下垂誘引を行います。
アルミ製の針金を使って手際よく下垂誘引を行っています。
下垂誘引は上や横に拡がる枝を、下向きに誘引することで日光があたりやすくなり、花芽が付きやすくなります。また、下垂誘引することによって雪による枝折れの被害が少なくなるため、下枝を多くすることができ、作業効率がよくなるなどのメリットがあります。
普通(丸葉)栽培やわい化栽培ではあまり行われませんが、早期多収を目的とする高密植栽培には欠かせない作業です。
Ⅰ編(A園地)の下垂誘引記事は、こちら
下垂誘引は重要な作業の一つですが、苗木の成長にとって欠かせないのは水です。次回はかん水についてご紹介いたします。
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