
りんご「恋空」を食べてみました

「恋空(こいぞら)」(弘前市相馬地区産)
初めて名前を知ってから、「はつ恋ぐりん」と「初恋の味」と並ぶ、恋愛りんご三姉妹の長女的存在だと思っています。

果汁が多くて甘いのですが、香りが少ない気がしました。
甘くてジューシーなだけ。
いいように思えるのですが、酸味や咀嚼後に残る香りがりんごという果物の良さだと、私は思っているので、物足りなさを感じました。

よく熟れた「恋空」は香り高く美味しかったです。
ただ、極早生品種に特有の日持ちしない(=すぐ劣化する)性質上、熟れた状態では出荷されません。
通販で買おうとしても、発送、輸送に時間がかかるので、すぐ傷んでしまうと思います。
熟れた「恋空」を食べたいのなら、産地に来るしかありません。
余談ですが、味がぼやけてボソボソ、モサモサとした食感になることを
「ボケた」「イモになった」と表現させている方が、私の住む相馬地区には多いです。
りんごの産地だけあって、味の表現する言葉が豊かだなと思いました。
他にどんな表現があるのか気になるところです。
【穗坂修基(ほさかもとき)】
弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。


