りんごパラダイス vol.50『りんご「ぐんま名月」を食べてみました』

投稿者: | 2023年11月27日

りんご「ぐんま名月」を食べてみました

ぐんま名月」(弘前市相馬地区産)

数年前から、都内のスーパーでも一般的に売られるようになってきて、今もなおファンを増やしているりんごです。

種子親「あかぎ」 × 花粉親「ふじ」から生まれた品種で、陽光面がやや橙紅色に着色するのが特徴的です。
着色したオレンジ色の模様を名月と表現した命名者は素晴らしいと思います。 上から目線ですが、ネーミングセンスがあり、この「ぐんま名月」という名前があるからこそ、全国区のりんごになったと言っても過言ではないと思います。
群馬県のりんご産業にも大きく寄与していますね。

ずっしりと詰まったような果肉ですが、ソフトなシャキシャキ感でいい食感です。
味に関しては、とにかく甘い。めちゃくちゃ甘いです。
誇張表現かもしれませんが、甘さ以外の酸味や苦味、青臭さは感じられません。
とにかく甘いりんごを食べたい人にはオススメです。

ある程度の酸味が欲しい人は「甘いだけのりんご」とネガティブに表現しているのを聞いたことがあります。

長野県戸隠のりんご園

弘前のりんご農家さんと話をすると、多くの人が「ぐんま名月」と言わずに「名月」と言います。
ちなみに、りんご大学のHPでも「名月(ぐんま名月)」と表記されています。
青森・弘前で作っているから「ぐんま」と付けたくないという、産地の生産者のプライドなのでしょうか。


後日、弘果総研の三上さんから聞いてわかったことですが、
青森・弘前の人が「ぐんま名月」と言わずに「名月」と呼ぶのには明確な根拠がありました。

農林水産省の「品種登録データベース」によると、「ぐんま名月」の育成者権は2009年9月8日に消滅しています。
したがって、「ぐんま名月」という名称で販売しなくてもよくなったわけです。

事実、2011年に北海道七飯町では選別基準を設けて大きさ、外観、甘さや蜜入り具合などの良いもののみを厳選し「ななみつき」のブランド名で販売しはじめました。
青森県としては「名月」という名称を一般化させ、群馬色を取り除いた方が今後の利益につながると思います。

ただ、個人的にはこの品種を生み出した育成者と育成地へのリスペクトの意を込めて「ぐんま名月」と呼び続けようと思います。


【穗坂修基(ほさかもとき)】

弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。

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