りんごパラダイス vol.53『りんご「王林」を食べてみました』

投稿者: | 2023年11月28日

りんご「王林」を食べてみました

王林」(弘前市相馬地区産)

元りんご娘でタレントの王林さんが大活躍されていますが、りんごの「王林」も「ふじ」「つがる」に次ぐ生産量を誇る人気の品種です。

種子親「ゴールデンデリシャス」 × 花粉親「印度」から生まれた品種で、やや縦長な形をしています。
なんとなく、青りんごの代表格という印象がありましたが、よく見ると黄緑色です。
油断すると、「黄王」や「シナノゴールド」と見間違えてしまいそうです。

(手前)シナノゴールド、(奥)王林

実際に比較してみたところ、果点のボツボツ具合で判別できそうですね。

香り高く、甘くて美味しいりんごです。
別の品種や別の果物のなかで似た香りが見つからない、唯一無二の風味だと思います。
この香りと味を楽しみたいのなら「王林」を食べるしかありません。
歯を入れた瞬間にパッキっと割れるような硬さもあって、食感もいいです。
非常に美味しいりんごだと思います。

弘前・相馬地区の農家の方に聞くと、タレントの王林が活躍するのに相関して、「王林」の市場価格が漸増(下降傾向が回復)したそうです。

こうなったら、地域貢献という意味も込めて、
りんご娘はメンバーの名前を青森県生まれの品種に統一して、青森県のりんご産業に貢献してほしいです。


多くのりんごは縦向きで詰めますが、「王林」が縦長の形状的にバランスがとりやすいという点と写真映えする(=見た感じがよく見栄えがする)という点で横向きにして箱詰めすることがあります。

「陸奥」は縦向きで詰めている
「王林」は横向きで詰めることがある

品種による「見せ方」の工夫の違いをもっと知りたいです。


【穗坂修基(ほさかもとき)】

弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。

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