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りんご農作業アルバイト体験記(11)
10月29日、弘前市相馬地区の園地で、11回目のりんご農作業アルバイトをしてきました。
この日は、「王林」の収穫でした。
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高所作業機を使って、わい化の「王林」をひたすら収穫していきました。
「王林」=緑色のりんごという固定観念がありましたが、完熟したものは黄色なんですね。
「黄王」と見間違えてしまうほどです。
作業中、ザワザワと音を立てる何かが近づいてきて振り返ると、ルンバらしきものが…。
全自動草刈り機です。
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真面目に草を刈っていました。
人間のように定時や休憩の概念がないので、ずーっと働き続けます。
りんごの生産、特に日本の高品質・高単価のりんごづくりでは機械化がなかなか難しく、現状いわゆるスマート農業化は進んでいません。
作業が省力化・効率的になるための機械化が少しでも進んでくれるといいのですが…。
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30分くらい土砂降りに当たりました。
雨の中の作業は何回目でしょうか。さすがにもう慣れました。
熟れた「王林」はちょっと触れると落ちてしまうものが多いため、わい化の上の方から慎重に収穫しました。
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作業後、イベントで使用する「王林」を仕入れさせてもらいました。
サビ果やツル割れ果でも、貯蔵せずすぐ食べるなら美味しく食べられることを啓蒙するために使用(=販売)しますと伝えると、
「クズを用意すればいいってことでいいな」を言われ、びっくりしました。
「クズ?」
一般的かはわかりませんが、少なくとも弘前・相馬地区ではりんごの選果基準として、「上実(じょうみ)」「クズ等」「加工」があるそうです。
サビ果やツル割れ果は「クズ等」になります。
農家以外がクズって言うのは、少しはばかられます。
だって、ついた名前のわりに美味しいですし、作った人の前でクズなんて言えません。
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【穗坂修基(ほさかもとき)】
弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。
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