りんごパラダイス vol.108『りんご「祝」を食べてみました』

投稿者: | 2024年9月6日
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りんご「祝」を食べてみました

祝(いわい)」(弘前産)

アメリカ原産のりんごで、1800年代初頭からある古い品種です。日本では、明治期に栽培が盛んになり、明治7大品種の一つとなりました。日本に栽培が導入された当初は大導寺中手、江間中手、成子など、地方ごとに呼び名が違っていたそうですが、1900年には「祝」に統一されました。ちなみに、津軽地方では「大中(だいなか)」と呼ばれていました。今もそう呼んでいる人をちらほら見かけます。

弘前市りんご公園より引用

青々しい緑色の「祝」は主に盆のお供え用として使われることが多く、赤く色づいたものが食用として適しています。

味は「印度(いんど)」に似ていて、デンプン系の香りがしました。個性的な香りで、個人的には好きです。
ソフトなシャキシャキ感もあって、とても美味しい!
素朴なりんごって感じでした。

カットしてから1分ほどで、下図のように茶色く酸化したことには驚かされました。
ポリフェノール含量が多いのですね…。

余談ですが、
1878年に現つがる市に栽植された「祝」1本が青森県天然記念物に指定されています。りんごの木はだいたい30年から40年が収穫の寿命といわれているなかで、この「祝」の木はいまもなお収穫できるのだそうです。

現在は園主の都合により当面の間百年樹の見学は中止しているそうですので、勝手に入らないようにしてくださいね!(https://aomori-tourism.com/spot/detail_547.html

最後に、「りんごのフレーバーホイール」で表すと下記のとおりです。
独特な香りは、でんぷん臭と言い換えられると思います。

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【穗坂修基(ほさかもとき)】

弘前市地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。

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