
りんご「4-23」を食べてみました

「4-23(よんのにじゅうさん)」(弘前産)
青森県りんご試験場で交配育成された品種で、「4-23」は選抜過程の個体番号です。芯カビやツル割れがしやすく見栄えが悪くなるため、品種登録されずに個体番号のままで呼ばれています。「よんのにじゅうさん」と読みます。りんごの名前とは思えないですよね…(笑)

種子親「ふじ」×花粉親「マヘ7」から生まれた品種です。先述した通り、品種登録はされていません。

洋ナシのような、「おいらせ」のような、不思議な香りがありました。
ソフトなシャキシャキ、甘くて濃い果汁がジュワーっと出る感じがよかったです。
すごく食べ応えのあるりんごでした。
私は感じませんでしたが、一緒に食べた友人が「残り香にフェンネルを感じる」といっていました。
食べた個体が若干古くなっていたのか、食感が少しイモっぽかったのが残念でした…が、それ以外は個性が強くて美味しいりんごだと思いました。
「北斗」でも同じことを感じましたが、美味しいりんごってなんで芯カビやツル割れしやすいんでしょうね…。市場にあまり流通しないのが残念でならない品種だと思いました。
「りんごのフレーバーホイール」で表すと、下図のとおりです。


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【穗坂修基(ほさかもとき)】
弘前市地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。


