昨年度と同じく、今年度も弘前実業高校家庭科学科3年生の生徒が、課題研究の一環としてりんご大学へレシピをご提供いただきました。
今年度の生徒は3名で、廃棄されることが多いりんごの皮などを活用したレシピを考えてくれました。
りんごの皮にはポリフェノールなどの栄養成分も多く、皮ごと食べることを勧めているのですが、高校生によると皮をむいて食べる人が多く、もったいないと感じているとの事です。
また、りんご大学のレシピにある「手作りりんご酢」にも注目し、りんご酢ができた後のりんごを活用したスイーツも考えてくれました。
目次
🍎りんご酢おいなりさん
「津軽のおいなりさんは甘くて紅ショウガが入っていますが、実は私は紅ショウガが苦手です。代わりにりんごの皮を入れてみたら、見た目も良く美味しくできました。りんごの皮に火を通すと色が変色するのですが、いろいろな方法を試してきれいに色がでるように工夫しました。」
まさに津軽のおいなりさんで、甘くてほんのりりんごの風味も感じられます。小さなお子様にも喜んでもらえる味ではないでしょうか。
レシピはこちら ⇒ りんご酢おいなりさん
🍎りんご酢クランブルパイ
「りんご大学の手作りりんご酢は手軽に作れて美味しいのですが、その後のりんごがもったいないと思ってパイを作ってみました。そのまま使うと、どうしても酢の匂いや酸味がきつくてダメでしたが、りんごジュースや牛乳、豆乳など9種類の方法で匂いと酸味を消す方法を試してみました。その結果、りんごジュースに漬ける方法が一番よく、美味しいクランブルパイになったと思います。」
これはりんご大学スタッフもびっくりの結果でした。つんとした酢の匂いもなくとても美味しいスイーツに変身しています。
レシピはこちら ⇒ りんご酢クランブルパイ
🍎りんご型の皮パイ
「はじめにりんご大学を訪問したときに、アップルパイなどのお菓子を作ったときに皮が余るという話を聞いて、皮を活かしたいと思いました。どうせならかわいい形にした方がいいと思ってりんご型にしてみました。その他に皮をパイ生地に練りこんだものや、源氏パイも考えてみましたが、皮の水分などでうまく形成できないこともあって難しく、りんご型の皮パイに落ち着きました。」
余ったりんごの皮もかわいいパイになって見た目にも美味しそうです。りんごの形は型がないと作れないかと思っていましたが、丸く型取りしたあとにちょっと切り込みを入れて形作るだけで簡単にできました。
レシピはこちら ⇒ りんご型の皮パイ
栄養があって皮ごと食べられるりんごですが、皮は捨てられることが多いことに注目し、“もったいない”から生まれたこれらのレシピは、どれも美味しくて簡単に作れるものばかりです。
高校生がいろいろと工夫をして考案してくれたレシピを参考に、皆さんもぜひ作ってみてくださいね。
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