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1時限目は「りんごの抗酸化力」について、2時限目は「りんごの水溶性食物繊維の働き」について学びました。
3時限目は、りんごの抗酸化力が皮つきりんごと皮むきりんごで、抗酸化力に違いがあるのかなどを実験しました。
今回は、りんごの量や皮のあり・なしによって、抗酸化力がどのように変わるのか、実験で確かめてみたいと思います。
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まず、皮なしのりんごの量を変えて(50g、100g、150g)確かめていきます。
皮なしのりんごは一番量の多いものが一番抗酸化力が強く出ました。
次に、皮ありのりんごで同じように(50g、100g、150g)抗酸化力を比べます。
皮ありの方が量が増えるほど抗酸化力が強くて色が薄くなりました。
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皮ありのりんごでも皮なしのりんごでも
ポイント1
量をしっかり取ることで
抗酸化力が期待できます
続いて、りんごを加熱した場合に抗酸化作用がどのように変わるか試験紙で確かめます。
加熱方法は電子レンジで加熱した場合と鍋で煮た場合で比べます。
![](https://www.ringodaigaku.com/ringo_blog/wp-content/uploads/2023/07/cap230706d_moz.jpg)
この中で電子レンジ加熱の皮なしりんごが一番抗酸化力の強い結果となりました。
次は皮のついたりんごを加熱し抗酸化力が変わるか比べてみたいと思います。
一番抗酸化力が強いのは電子レンジで加熱した皮つきのりんごで真っ白になりました。
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りんごを加熱した場合に
ポイント2
電子レンジで加熱した方法が
抗酸化力が強くなりました
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皮なしと皮ありで比べた時に
ポイント3
皮ありの方が若干抗酸化力が
強くなる傾向が見られました
りんごを食べる時に加熱をしても十分抗酸化力が期待できますので、いろいろな料理で楽しんでいただきたいと思います。
🍎 🍎 🍎
●りんごの栄養・効用を学ぼう!一覧ページはこちら → https://www.ringodaigaku.com/play/apple_laboratory/
前田 朝美
柴田学園大学 生活創生学部 健康栄養学科 准教授(管理栄養士)
【専門分野】栄養教育論
【研究業績】管理栄養士。 著書:栄養科学シリーズNEXT 栄養生化学(共著、講談社、2012)栄養科学シリーズNEXT スポーツ・運動栄養学(共著、講談社、2007)、健康・栄養科学シリーズ基礎栄養学改訂第6版(共著、南江堂)、他。
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